補助金・助成金情報16分で読めます

先に結論を書きます。9月28日から10月30日までに、東北で締まる補助金の窓は7つ、開く窓は1つです|太陽光・蓄電池・エコキュートの「動く日付」を、国・県・市町村の順ではなく日付順に並べる【2026年版】

10月に締まる補助金7つ|東北の太陽光・蓄電池 日付順カレンダー

先に結論
9月28日から10月30日までに締まる窓は7つ。国が2つ(9月30日)、市町村が5つ(10月9日・14日・30日)です。
開く窓は1つ。9月28日に宮城県の二次募集が始まり、10月9日17時必着で閉じます。
10月1日から仙台市は北側屋根の太陽光に防眩パネルが原則必須になり、電気料金の国の支援は10月使用分で終わります。
次に開くのは11月2日の亘理町。11月24日に宮城県の三次募集、12月1日に岩沼市と大崎市が続きます。

先に結論を書きます。2026年9月28日から10月30日までのあいだに、東北の太陽光・蓄電池・エコキュートの補助金で「締まる窓」は7つ、「開く窓」は1つです。

補助金の記事は、ふつう「国・県・市町村」の順に並べます。当社の9月から補助金を探しはじめた方へ(記事83)もその形でした。ただ、9月の下旬になると、読者が知りたいのは制度の一覧ではなく「次の水曜日までに何をするか」です。

そこでこの記事では、国・県・市町村を混ぜて、日付の順に並べ直しました。それぞれの日付に「その日までに何が済んでいれば出せるのか」を添えています。2026年9月20日に、それぞれの公式ページを読んで確かめた内容です。

9月28日から10月30日までの「動く日付」を1枚にします

まず全体を表にします。太字が「締まる」、それ以外は「開く」「変わる」「終わる」です。

日付 何が動くか 制度 その日までに必要なこと
9月28日(月) 開く 宮城県 スマートエネルギー住宅(二次募集) 太陽光は受給開始、蓄電池・V2Hは引渡しが6月1日〜9月30日
9月30日(水)17時 締まる 国 戸建て住宅充電用コンセント補助金 交付申請をオンラインで提出(工事は交付決定の後)
9月30日(水) 締まる 国 みらいエコ住宅2026(注文住宅・ZEH水準) 基礎工事が完了し、交付申請を出す
10月1日(木) 変わる 仙台市 住宅向け補助金4制度 北側屋根の太陽光は防眩仕様パネルが原則必須
10月9日(金)17時必着 締まる 宮城県 スマートエネルギー住宅(二次募集) 申込書1枚が17時までに届く
10月14日(水) 締まる 富谷市 太陽光発電等設置支援補助金(第1期) 設置が4月1日〜9月30日に終わっている
10月30日(金) 締まる 釜石市 脱炭素先行地域づくり事業補助金 対象地域・登録施工業者で申請
10月30日(金) 締まる 鮭川村 再生可能エネルギー整備導入事業 先着順・予算の範囲内
10月30日(金) 締まる 只見町 住宅用太陽光発電システム補助金 随時受付・予算がなくなり次第終了
10月30日(金) 提出期限 山形市 省エネ高効率設備(第2弾・交付申請) 抽選で「交付予定通知」を受けた方だけ
10月31日(土) 終わる 国の電気・ガス料金支援(10月使用分まで) 何もしなくてよい。11月分から支援が無くなる

出典:各制度の公式ページ(2026年9月20日確認。URLは記事末尾)

「締まる7つ」は、国の2つ(充電コンセント・みらいエコ住宅ZEH水準)と、市町村の5つ(宮城県二次・富谷市・釜石市・鮭川村・只見町)です。宮城県の二次募集は「開いて、閉じる」の両方に数えています。

金属屋根に設置した太陽光パネル(晴天)

▲ 当社施工事例:金属屋根に設置した太陽光パネル


9月30日——国の2つは「工事が終わっているか」で分かれます

同じ9月30日でも、2つの国の制度は条件が正反対です。

充電コンセント補助金は、まだ工事をしていない家の締切です

国の「戸建て住宅充電用コンセント補助金(令和7年度補正)」は、次世代自動車振興センターのページに2026年9月20日時点で「申請受付期間中です」と出ています。交付申請は9月30日17時まで(オンライン申請)、上限5万円です。

この制度は交付決定の「後」に発注・工事をする決まりです。つまり9月30日は「工事を終える日」ではなく「申請を出す日」。いま工事をしてしまうと対象から外れます。逆に、まだ発注していない家は、見積りと図面をそろえて30日までに出せば間に合います。詳しくはEV補助金の3つの状態(記事108)に書きました。

みらいエコ住宅のZEH水準は、基礎工事が終わっている家の締切です

国の「みらいエコ住宅2026事業」は、注文住宅の新築のうちZEH水準住宅の交付申請が9月30日までです。GX志向型住宅と長期優良住宅は12月31日まで。

こちらは交付申請が基礎工事の完了以降なので、「9月中に契約」では足りません。9月20日午前0時時点の予算充当率は、公式サイトでGX志向型58%、長期優良・ZEH水準32%、リフォーム7%でした(9月13日は57%・30%)。予算は残っていて、締めるのは暦です。地域区分による補助額の違いはみらいエコ住宅の記事(記事104)にあります。

9月30日の2つの違い
充電コンセント:申請が先、工事は交付決定のあと。まだ工事していない家が出す。
みらいエコ住宅(ZEH水準):基礎工事が先、申請はそのあと。すでに着工した家が出す。
どちらも「9月30日までに契約」では判断できません。工程表で見てください。


10月1日——仙台市は「補助金の額」ではなく「パネルの仕様」が変わります

締切ではありませんが、10月1日に仙台市で変わることがあります。10月1日以降の申請から、北側の屋根に載せる太陽光は防眩仕様のパネルが原則必須になります。対象は、せんだい健幸省エネ住宅補助金と太陽光発電等導入補助金(新築戸建・新築共同・既存戸建)の住宅向け4制度すべてです。

「北側」の範囲は真方位で90度以下と270度以上、それに水平な屋根。東向き・西向きの一部も入ります。9月30日以前に契約していた家は誓約書で例外になります。仕組みと確認する3点は仙台市の防眩パネルの記事(記事116)に書きました。既存戸建向けの補助金そのものは12月15日まで受付中です。


10月9日——宮城県の二次募集は「契約日」で出せるかどうかが決まりません

9月28日に開いて10月9日に閉じる宮城県の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」(太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円)は、東北で唯一、県内どこでも使えて市町村や国と重ねられる県の定額補助です。

出せるかどうかは契約日ではなく「基準日」で決まります。太陽光は電力受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日。二次募集に出せるのは、基準日が6月1日〜9月30日の設備だけです。10月にずれた家は三次募集(11月24日〜12月4日、基準日10月1日〜11月30日)に回ります。ただし三次の予算は73,050,000円と、二次(136,458,000円)の約半分です。

申込は申込書1枚をメールか郵送で、最終日17時必着・FAX不可。一次募集は1,989件・予算の86.6%で抽選はありませんでした。基準日の考え方と、太陽光と蓄電池の基準日がずれたときの扱いは宮城県二次募集の記事(記事114)にまとめてあります。


10月14日——富谷市は「9月30日までに設置」が第1期の条件です

富谷市の「太陽光発電等設置支援補助金」は、受付期間ごとに対象の設置期間が決まっています。

申請受付 対象の設置期間
第1期 7月15日〜10月14日 4月1日〜9月30日
第2期 令和9年1月6日〜1月20日 10月1日〜12月31日

補助額は、住宅用太陽光(定置用蓄電池と同時に設置したものに限る)4万円、定置用蓄電池(蓄電池のみ)3万円、エネファーム3万円。受付期間ごとに予算額が設定され、申請額が予算を超えた時点で受付終了、予算に達した日に複数の申請があれば抽選です。

10月に設置が終わる家は、第1期ではなく年明けの第2期です。富谷市は市内業者の要件がないので、施工店がどこでも出せます。


10月30日——同じ日に3つ締まります。釜石市・鮭川村・只見町

10月30日は、岩手・山形・福島の3つの町村で同時に窓が閉じます。

自治体 制度 補助額 条件
釜石市(岩手) 脱炭素先行地域づくり事業補助金(自己所有太陽光発電設備等) 太陽光は対象経費の3分の2以内、蓄電池は4分の3以内(それぞれ上限額あり) 新浜町・東前町・浜町・魚河岸・港町・天神町・只越町・大只越町・大町・大渡町などの対象地域に限る。登録施工業者による施工が必須。受付は6月15日〜10月30日
鮭川村(山形) 再生可能エネルギー整備導入事業(太陽光発電設備) 1kWにつき5万円(最大20万円) 村内に自ら居住する住宅。先着順・予算の範囲内。山形県の太陽光補助と併用可
只見町(福島) 只見町住宅用太陽光発電システム補助金 太陽光 5万円×kW(最大20万円)、蓄電池 2万円×kWh(最大12万円) 今年度内に設置完了できること。随時受付・予算がなくなり次第終了。過去に町の太陽光補助を受けていないこと(同居者を含む)

出典:釜石市・山形県「タテッカーナ」(鮭川村)・只見町の公式ページ(2026年9月20日確認)

3つとも「予算の範囲内」です。10月30日まで開いている保証はありません。鮭川村のページには「募集期間中でも予定数(金額)に達した場合、募集が終了していることがあります」とあります。

釜石市は対象地域が町名で限定されている点にご注意ください。市内でも、対象地域の外の家は使えません。この制度は環境省の交付金が財源なので、国費の補助(給湯省エネ・みらいエコ住宅など)とは重ねられません。併用の考え方は国と自治体の併用可否(記事102)に書きました。

スレート屋根の片面に設置した太陽光パネル(俯瞰)

▲ 当社施工事例:スレート屋根に設置した太陽光パネル


10月30日——山形市の第2弾は、抽選に当たった方の「次の締切」です

山形市の「省エネ高効率設備導入事業費補助金」(エコキュート上限18万円)の第2弾は、9月18日に事前協議の受付を終えています。予算27,148,000円に対して申請額は46,780,000円(約172%)で、抽選です。

10月30日は、抽選で「補助金交付予定通知」を受けた方が交付申請書を出す期限です。市役所環境課の窓口へ持参(郵送不可)で、様式は9月下旬にアップロード予定と市のページにあります。事前協議に出していない方は、この日には関係ありません。

第3弾があるかどうかは、9月20日時点で市のページに告知がありません。「抽選」が制度ごとに何を抽選するのか、外れたらどうなるのかは抽選と先着の記事(記事95)にあります。


10月31日——電気料金の国の支援は、10月使用分で終わります

補助金ではありませんが、家計に直接効く日付です。国の電気・ガス料金支援で、東北電力の低圧の燃料費等調整単価から1kWhあたり8月分3.5円・9月分4.5円・10月分3.5円が差し引かれています。東北電力のお知らせに「2026年8月分および10月分は3.5円、9月分は4.5円を差し引く特別措置」とあり、11月分の支援は9月20日時点で公表されていません。

つまり、11月使用分の検針票から、同じ使い方でも1kWhあたり3.5円分が戻ります。月300kWhの家なら1,050円。太陽光と蓄電池を検討している方は、この「支援が無い単価」で回収を計算しておくのが安全です。電気代の中身は電気代の4つの部品の記事(記事72)に書きました。


11月以降に開く窓——10月に間に合わない家の行き先

10月に間に合わなかった家が、次にどこへ出せるか。11月以降の「開く」日付です。

日付 何が開くか 内容
11月2日(月) 亘理町(宮城) 脱炭素まちづくり推進設備等導入促進事業補助金。設置が1月1日〜12月31日の設備を、11月2日〜令和9年1月18日に申請(設置後の申請・先着・同日到達は抽選)
11月24日(火) 宮城県 三次募集 基準日10月1日〜11月30日・予算73,050,000円・12月4日17時必着
12月1日(火) 岩沼市(宮城) 脱炭素推進設備導入補助金の後期受付。12月1日〜令和9年1月15日(受付期間ごとに予算・超過時は抽選)
12月1日(火) 大崎市(宮城) エコ改善推進事業補助金の第2期。12月1日〜12月18日
令和9年1月6日(水) 富谷市 第2期 設置が10月1日〜12月31日の設備。1月6日〜1月20日

出典:各自治体の公式ページ(2026年9月20日確認)

このほか、11月30日に新潟県村上市の2次募集(予算410万円・超過時は抽選)が閉じ、12月4日に岩手県のいわて省エネルギー住宅建設推進事業、12月15日に仙台市の既存戸建向けと新築向けが閉じます。国の給湯省エネ2026事業(9月20日時点で予算の45%・撤去加算22%)とみらいエコ住宅のGX志向型・長期優良住宅は12月31日までですが、予算に達した時点で前倒しで終わります。


東北で10月の締切を追いかけるとき、いちばん大事な順番

日付を並べると、つい「締切に間に合わせる」ことが目的になります。当社が見てきた範囲では、10月に無理をして間に合わせた家より、11月の窓に落ち着いて出した家のほうが、工事の質も補助金の結果もよいことが少なくありません。理由は3つです。

  1. 自治体の多くは「交付決定の前に契約したら対象外」です。10月の締切に合わせて先に契約すると、その自治体では最初から使えません。国の給湯省エネは工事完了後の申請なので逆です。順番は新設と更新の記事(記事97)にあります
  2. 東北の屋外工事は11月中旬から雪と凍結の影響を受けます。基礎のコンクリートは氷点下で強度が出にくく、屋根の作業は雪と霜で止まります。10月の締切に間に合わせるために工程を詰めるより、11月の窓に出して春の工事にする選択があります
  3. 抽選型は締切当日まで受付が続きます。山形市のように予算を超えても受け付ける制度は、早く出しても有利になりません。逆に鮭川村・只見町のような先着型は、10月30日より前に閉じることがあります

締切を見るときは「先着か抽選か」「契約は交付決定の前か後か」「設置は申請の前か後か」の3つをセットで確かめてください。制度ごとに違う、というのが東北4県を読んで分かった正直なところです。

お住まいの市町村の制度は、当社が運営するソラカルテ補助金検索で県ごとに引けます。9月に受付状況を公式で確かめ直した行には確認日を入れてあります。

🔗 無料相談・お見積りはこちら(株式会社ファナス)


よくあるご質問

Q1. 10月に蓄電池の工事が終わる予定です。宮城県の二次募集と富谷市の第1期、どちらにも出せませんか。

A. どちらも出せません。宮城県の二次募集は基準日(蓄電池は引渡日)が9月30日まで、富谷市の第1期は設置が9月30日までです。宮城県は三次募集(11月24日〜12月4日)、富谷市は第2期(令和9年1月6日〜20日)に回ります。宮城県の三次募集は予算が二次の約半分なので、申込書は受付初日に出せるように準備しておいてください。

Q2. 只見町と鮭川村は「10月30日まで」とありますが、それまで確実に申請できますか。

A. できません。どちらも「予算の範囲内」「なくなり次第終了」と公式ページにあり、10月30日より前に閉じることがあります。先着型は締切ではなく残り予算で決まります。町村の担当課に電話で残り予算を確かめてから、見積書と申請書をそろえてください。

Q3. 充電コンセントの補助金に9月30日までに申請できませんでした。次の募集はありますか。

A. 9月20日時点で、次年度の募集は公表されていません。過去の年度では春に募集が始まっていますが、来年も同じとは限りません。EVの車両側の補助金は12月上旬〜下旬に受付終了の見込みが公表されていて、V2H・外部給電器は8月27日で終了しています。3つの状態の違いは記事108に整理してあります。


まとめ

  • 9月28日〜10月30日に締まる窓は7つ:9月30日 充電コンセント補助金(17時)・みらいエコ住宅ZEH水準、10月9日 宮城県二次募集(17時必着)、10月14日 富谷市第1期、10月30日 釜石市・鮭川村・只見町
  • 開く窓は1つ:9月28日 宮城県二次募集(基準日6月1日〜9月30日・予算136,458,000円)
  • 9月30日の国の2つは正反対。充電コンセントは申請が先・工事は交付決定後、みらいエコ住宅は基礎工事が先・申請はあと
  • 10月1日から仙台市は北側屋根の太陽光に防眩パネルが原則必須(住宅向け4制度)
  • 10月30日は山形市第2弾の交付申請の期限(抽選で交付予定通知を受けた方だけ)。第3弾は未告知
  • 電気料金の国の支援は10月使用分(3.5円/kWh)で終了。11月分から支援なしの単価に戻る
  • 11月以降に開くのは11月2日 亘理町・11月24日 宮城県三次・12月1日 岩沼市と大崎市・1月6日 富谷市第2期
  • 締切を見るときは「先着か抽選か」「契約は交付決定の前か後か」「設置は申請の前か後か」の3つをセットで

10月の締切に無理に合わせるより、11月の窓に落ち着いて出すほうがよい家もあります。工程表と一緒に、日付を見てください。

※本記事は2026年9月20日時点で各公式サイトが公開している情報にもとづいています。予算到達で受付が前倒しで終わること、募集回や期日が変わることがあります。申請の前に必ず各公式サイトで最新の状況をご確認ください。

出典

見積書を、送るだけ。(ソラカルテ)

当社が運営する「ソラカルテ」では、太陽光・蓄電池の見積書をその場で無料AI診断できます。電話番号の登録は不要です。

監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら

この記事を読んで、気になったことはありませんか?

AIふどうくんが記事を手がかりに、疑問を一緒に整理します。

他社のお見積りでも、ご相談をお受けしています

宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県で自社施工。設計・申請・施工・アフターまで自社で対応します。
しつこい営業はしません。お電話(022-796-70189:00〜20:00)・フォーム・LINEからどうぞ。

お気軽にどうぞLINEで無料相談