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宮城県の太陽光・蓄電池の補助金、二次募集は10月9日で終わりました|次は三次募集(11月24日〜12月4日)。「11月30日までに受給開始・引渡し」が条件になる理由【2026年版】

宮城県スマエネ補助金 三次募集は11月24日から|基準日の確認

先に結論

  • 宮城県の補助金(太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円)の二次募集は、10月9日17時で受付を終えました。
  • 二次の申込額は100,523,000円で、予算136,458,000円の約73.7%でした。
  • 次は三次募集(11月24日〜12月4日)。出せるのは「基準日」が10月1日〜11月30日の設備だけです。
  • 太陽光は受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日。三次の予算は73,050,000円と、二次の約半分です。

2026年10月9日(金曜)17時、宮城県の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」の二次募集が受付を終えました。申込先の宮城県建築住宅センターの募集表では、二次の受付済総申込額は100,523,000円。予算136,458,000円の約73.7%です。年に3回しか開かない窓のうち、今年度に残るのは11月24日からの三次募集だけです。

(この記事は2026年9月18日に二次募集の案内として公開し、10月10日に二次の終了と三次募集向けに書き直しました。)

この制度は、太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円という定額の補助です。金額は東北4県のなかで控えめですが、県内どこに住んでいても使え、市町村や国の補助と重ねられるのが強みです。

ただ、この制度には他の自治体にはあまり無い決まりがあります。「いつ申し込むか」が、契約日ではなく「基準日」で決まることです。いま工事の途中にある方は、この記事で、自分の家が三次募集に出せるのかを確かめてください。

三次募集に出せるのは「基準日が10月1日〜11月30日」の設備だけ

宮城県建築住宅センター(この補助金の申込先)の公式ページと「申請の手引き」に、募集回ごとの条件が表で載っています。2026年10月10日に確認した内容です。

募集区分 申込受付期間 対象となる基準日の期間 予算額 状況(10月10日時点)
一次募集 5月25日〜6月5日 令和7年12月1日〜令和8年5月31日 137,492,000円 受付終了(受付済総申込額 120,107,000円)
二次募集 9月28日〜10月9日 令和8年6月1日〜9月30日 136,458,000円 受付終了(受付済総申込額 100,523,000円)
三次募集 11月24日〜12月4日 令和8年10月1日〜11月30日 73,050,000円 受付開始前

出典:宮城県建築住宅センター「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」(2026年10月10日確認。二次募集は10月9日で受付終了)

ここで大事なのは、申込受付期間と、基準日の期間は別ものだということです。11月24日から12月4日に申し込めるのは、「基準日」が10月1日から11月30日のあいだに入っている設備だけ。手引きにはこう書かれています。

補助対象設備等ごとに定めている基準日が、対象期間に合致する募集区分にのみ申込が可能です。基準日が合致しない募集区分には申込できませんので、ご注意ください。

つまり、12月1日以降に受給開始・引渡しになった家は、三次募集には出せません。また、二次募集の対象期間(9月30日まで)に基準日がある家は、二次に申し込んでいなくても三次へ回すことはできません。


「基準日」は太陽光と蓄電池で違います

では、その「基準日」とは何の日か。手引きの表を、住宅で多い設備に絞って書き出します。

設備 基準日 確認に使う書類
太陽光発電(蓄エネ設備併設タイプ) 電力受給開始日 電力受給契約確認書の写し(売電しない場合は系統連系に係る契約書類の写し)
蓄電池 引渡日 設備引渡証明書(参考様式6)
V2H 引渡日 設備引渡証明書(参考様式6)
みやぎゼロエネルギー住宅 住宅引渡日 新築住宅引渡証明書など

出典:宮城県建築住宅センター「令和8年度 申請の手引き」10ページ

太陽光は「工事が終わった日」ではなく、電力会社との受給が始まった日です。パネルを載せてパワーコンディショナをつないでも、東北電力ネットワークの連系(受給開始)が10月にずれれば、基準日は10月になります。工事日程だけを見て「9月中に終わるから二次に出せる」と考えると、ここでずれます。

蓄電池とV2Hは引渡日です。こちらは施工店が発行する「設備引渡証明書」の日付で決まります。

太陽光と蓄電池を同時に付けた家は、どちらの日で申し込むのか。
手引きの特例:太陽光の受給開始日が、蓄電池の引渡日より遅い場合は、受給開始日を基準日にして、その回にまとめて申し込む。
手引きの例:4月15日に太陽光・蓄電池を引渡し → 6月15日に受給開始 → 基準日は6月15日 → 二次募集に申込

複数の設備をまとめて申し込むときは「最も遅い基準日に応じた期間に申し込む」と手引きの1ページにも書かれています。蓄電池の引渡しが9月でも、太陽光の受給開始が10月なら、両方とも三次募集です。

屋根に太陽光パネルを載せた戸建て住宅の外観

▲ 当社施工事例:屋根に太陽光パネルを載せた戸建て住宅


10月10日から見て、三次に間に合う家と間に合わない家

今日は10月10日です。三次募集の基準日の期限である11月30日まで、あと51日。ここで、いま工事の途中にある家を3つに分けます。

1. 9月30日までに受給開始・引渡しが済んでいた家

この家の基準日は二次募集の対象期間(6月1日〜9月30日)に入っています。二次募集は10月9日で締まりました。手引きのとおり、基準日が合致しない三次募集には申し込めません。二次に出しそびれた方は、まず宮城県建築住宅センターに相談してください。

2. 10月1日以降に受給開始・引渡しが済んだ家

三次募集に出せます。やることは、11月24日〜12月4日のあいだに申込書(様式第1号)1枚をメールか郵送で送ることだけです。この段階では住民票も納税証明も要りません。

3. 工事が11月にかかる家

ここが分かれ目です。太陽光は東北電力ネットワークの受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日が、11月30日までに入るかどうか。施工店に「受給開始の予定日」を確かめてください。申込書に書く基準日を間違えると失格になるので、思い込みで11月の日付を書かないでください。

三次募集の予算は73,050,000円で、二次の約半分です。一次募集は予算137,492,000円に対して申込が120,107,000円(1,989件・86.6%)、二次募集は予算136,458,000円に対して申込が100,523,000円(約73.7%)で、どちらも申込額が予算を下回りました。ただ、三次は予算が小さいぶん、申込が集まれば抽選になることもあります。申込は受付期間の早いうちに済ませておくと安心です。

東北の冬から見た三次募集

  • 三次の基準日は11月30日まで。宮城県の平地でも、11月下旬は屋根に霜が降り、日照が短くなります。
  • 屋根工事は雪と凍結で日程がずれやすい。11月に工事を組む方は、三次募集に出すなら「11月中の受給開始」を施工店と共有しておくことをおすすめします。
  • 12月にずれた設備は、今年度の3回の募集のどれにも入りません。次年度の制度は10月10日時点で公表されていません。

抽選になったら、どう決まるか

各募集回で、申込総額が予算額を上回ると抽選になります。仕組みは手引きの11ページに図で載っています。

  • 抽選は募集区分ごと。三次で予算を超えたら、三次の申込者のなかで抽選
  • 失格・辞退が出たら、抽選順位に従って繰り上げ
  • 申込総額が予算を下回った回の残予算は、三次募集の終了後にプールされ、交付できなかった申込者に再度繰り上げの形で回る
  • 地中熱ヒートポンプと、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は抽選を経ずに優先して審査対象になる(太陽光・蓄電池・V2Hは対象外)

一次募集の残予算(137,492,000円-120,107,000円=約1,738万円)と、二次募集の残予算(136,458,000円-100,523,000円=約3,594万円)も、このプールに入ります。三次で抽選になっても、あとから繰り上がる可能性はゼロではありません。

抽選に外れたら、次の回に出し直せるのか。
出せません。センターのFAQ:「抽選の結果審査対象とならなかった場合を含め、一度申込をした申込区分の再申込みは受付いたしません」
理由は「特定の状況にある方だけ複数回申込みができることは不公平」だからです。

山形市の第2弾のように「事前協議の申請総額で抽選」する市もあれば、宮城県のように「募集回ごとに抽選し、残予算はプールして繰り上げ」する県もあります。「抽選ですか」ではなく「何を抽選しますか」と聞く理由は、ここにあります。


申込は1枚。ただし17時を1分でも過ぎたら受付されません

この制度のよいところは、申込の段階では申込書1枚で済むことです。抽選(または予算内なら全員)で「審査対象通知書」が届いてから、書類一式をそろえます。

申込のルール(手引き9〜10ページ)は次のとおりです。

  • 申込書(様式第1号)を、メールまたは郵送で宮城県建築住宅センターへ。FAXは不可
  • 受付期間最終日の17時までに到達しなかったものは、手段・理由を問わず受付にならない
  • メールで申し込むと受信確認の返信が来る。届いたか確かめたいならメールか、対面で配達する郵便
  • エクセルで作った申込書もPDFに変換して送る。複数件は1つのPDFにまとめ、メール本文に件数を書く
  • 申込金額を誤っても、申込金額を上回る申請はできない

審査対象になったあとに提出する書類は、太陽光・蓄電池・V2Hの場合、おおむね次のものです(手引き13ページの一覧から抜粋)。

書類 太陽光 蓄電池 V2H
交付申請書兼完了報告書(様式第2号)+設備概要書 必須 必須 必須
住民票抄本(発行3か月以内・マイナンバー記載なし) 必須 必須 必須
県税納税証明書 必須 必須 必須
振込口座通帳の写し 必須 必須 必須
契約書の写し 必須 必須 必須
写真(住宅全体・設備)参考様式3 必須 必須 必須
設備引渡証明書(参考様式6) — 必須 必須
電力受給契約確認書の写しなど 必須 必須 必須
モジュールの公称最大出力が分かる資料 必須 場合により 場合により
蓄電池/V2Hを設置していることが分かる書類 いずれか必須 必須(蓄電池) 必須(V2H)
みやぎスマエネ倶楽部 入会申込書 必須 必須 必須

書類の不備は「補正が完了した時点で提出があったもの」とみなされ、指摘から2週間たっても直らなければ失格です。不備がない状態から振込までは平均60日程度、と手引きに書かれています。

スレート屋根の2面に敷き詰めた太陽光パネルの俯瞰

▲ 当社施工事例:スレート屋根に施工した太陽光パネル


見落としやすい要件が4つあります

金額が定額で分かりやすいぶん、要件で引っかかる方がいます。手引きの4〜5ページから、住宅で多い4点です。

1. 太陽光の3万円は「蓄エネ設備の併設」が条件

太陽光だけの設置は対象になりません。蓄電池かV2Hを、すでに置いているか、同時に置くことが要件です。逆に、蓄電池・V2Hのほうも「太陽光発電システムをすでに置いているか、同時に置く」ことが要件です。

2. 太陽光は10kW未満、未使用品

モジュールの公称最大出力かパワーコンディショナの定格出力のいずれかが10kW未満。増設の場合は既設分を含めて10kW未満です。一度も系統連系していないものに限ります。

3. 蓄電池は「SIIの登録機器」、V2Hは「CEVの登録機器」

蓄電池は、国のZEH補助金の補助対象設備としてSII(環境共創イニシアチブ)に登録されているもの(令和7年度以降の対象設備)。センターのFAQには「申込み段階でSIIが補助対象商品として公開していない場合は申込みできません」とあります。V2Hは次世代自動車振興センターの登録機器です。

4. リース・PPAは対象外、同一住宅で1回まで

「原則として、設置当初より所有権が申請者に移らないリースやPPA等は対象外」。また、蓄電池・V2H・エネファーム・地中熱は同一住宅で補助を受けられるのは1回です。故障で新品に交換しても再申込はできません(太陽光の増設と、別の開口部の省エネ改修は再申込可)。

このほか、太陽光・蓄電池・V2Hを申請する方は「みやぎスマエネ倶楽部」への入会申込が要ります。県民が設置した太陽光の環境価値(CO2削減効果)を県がまとめてJ-クレジット化する仕組みで、登録から8年で自動退会。年1,000名程度に発電量の実績報告を依頼することがある、と手引きにあります。


市町村・国の補助と重ねられます

センターのFAQに、はっきり書かれています。

他の補助金と重複利用は可能ですか
重複利用可能です。一例として仙台市の家庭向け省エネ補助金や、市町村が行う太陽光発電の補助制度、国のみらいエコ住宅2026事業や先進的窓リノベ2026事業が挙げられます。それぞれに申請条件や受付期間等が異なりますので、詳しくは各制度のウェブサイトをご確認ください。

県が「可」と言っていても、市町村の側が「県の補助を受けていないこと」を要件にしている場合は、そちらで止まります。国と市の補助金の併用可否で整理したとおり、可否を決めるのは「もらう側の制度の文言」です。お住まいの市町村の要綱を先に読んでください。

宮城県の35市町村の制度は宮城県の自治体補助金まとめに一覧があります。また、県と市町村と国の3層の制度を、当社が運営するソラカルテの宮城県の補助金ページでも確認できます。

なお、県の手引きの「申込から交付までの流れ」には、こう注記されています。

自治体によっては、本補助金と同種の補助制度を設けている場合がありますが、工事着手前の申請を条件としている自治体もありますので、事前にご確認ください。

県の制度は「工事が終わって基準日が確定してから申し込む」事後申請です。市町村は「契約・着工の前に申請」が多い。同じ工事で両方を使うなら、市町村の申請を先に済ませておく順番になります。


よくある質問

契約は8月に済んでいますが、太陽光の受給開始が10月になりました。三次募集に出せますか。

出せます。基準日は契約日ではなく、太陽光は「電力受給開始日」です。受給開始が10月1日〜11月30日なら、三次募集(11月24日〜12月4日)に申し込みます。申込書に契約日(8月)の日付を書くと基準日の誤りで失格になりうるので、受給開始日の分かる書類で日付を確かめてください。

二次募集に申し込みました。三次募集にも出し直せますか。

出せません。三次に出せるのは基準日が10月1日〜11月30日の設備だけで、二次に出した設備の基準日は9月30日までです。センターのFAQにも「一度申込をした申込区分の再申込みは受付いたしません」とあります。二次の結果や審査の進み方は、宮城県建築住宅センターに確認してください。

蓄電池だけを追加します。太陽光は10年前に付けたものですが、対象になりますか。

なります。蓄電池の要件は「太陽光発電システムをすでに設置しているか、蓄電池と併せて新たに設置すること」です。ただし、審査のときに太陽光の電力受給契約確認書の写しが要ります。契約期間が満了したものでもよい、とFAQにあります。見当たらない場合は、電力会社に再発行を相談してください。


まとめ

  • 宮城県の補助金は太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円の定額。二次募集は10月9日17時で受付終了(申込額100,523,000円・予算の約73.7%)
  • 次は三次募集(11月24日〜12月4日17時必着)。出せるのは基準日が10月1日〜11月30日の設備。太陽光は受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日。契約日でも工事完了日でもない
  • 太陽光と蓄電池を同時に付けた家は、遅いほうの基準日の回にまとめて申し込む
  • 基準日が9月30日までの設備は三次に出せない。12月にずれた設備は今年度のどの回にも入らない。三次の予算73,050,000円は二次の約半分
  • 一次(予算の86.6%)・二次(約73.7%)とも申込額は予算以下。残予算は三次の終了後にプールされ、繰り上げに回る
  • 抽選に外れても同じ区分の再申込は不可。申込は申込書1枚、書類一式は審査対象通知書が届いてから
  • 太陽光の3万円は蓄電池かV2Hの併設が条件。10kW未満・SII/CEV登録機器・リース/PPA対象外・同一住宅1回
  • 市町村・国との併用は県は「可」。市町村側の要件と、契約前申請の順番を先に確かめる

11月30日まで、あと51日です。施工店に聞くことは1つだけ。「受給開始日(引渡日)は、11月30日までに入りますか」。その答えで、今年度に出せるかどうかが決まります。

※本記事は2026年10月10日時点で宮城県および一般財団法人宮城県建築住宅センターが公開している資料にもとづいています。募集期間・予算額・受付状況は変わることがあります。申込の前に必ず公式ページで最新の情報を確認し、不明な点は宮城県建築住宅センター(電話 022-265-3605)へお問い合わせください。

出典

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監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら

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