2026年9月28日、宮城県の太陽光・蓄電池の補助金は二次募集が開きます|「9月30日までに受給開始・引渡し」が条件になる理由と、間に合わない家が三次募集(11月24日〜)で出せる条件【2026年版】

先に結論
宮城県の補助金(太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円)は、9月28日〜10月9日に二次募集の申込を受け付けます。
出せるのは「基準日」が6月1日〜9月30日の設備だけ。太陽光は受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日です。
10月にずれ込んだら三次募集(11月24日〜12月4日)へ。ただし予算は73,050,000円と、二次の約半分です。
一次募集は1,989件・予算の86.6%で抽選なしでした。申込は申込書1枚、最終日17時必着です。
2026年9月28日(月曜)、宮城県の「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」の二次募集が始まります。受付は10月9日(金曜)17時まで。年に3回しか開かない窓の、2回目です。
この制度は、太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円という定額の補助です。金額は東北4県のなかで控えめですが、県内どこに住んでいても使え、市町村や国の補助と重ねられるのが強みです。
ただ、この制度には他の自治体にはあまり無い決まりがあります。「いつ申し込むか」が、契約日ではなく「基準日」で決まることです。9月18日の時点で工事が終わっていない方は、この記事で、自分の家が二次募集に出せるのか、三次募集に回るのかを確かめてください。
二次募集に出せるのは「基準日が6月1日〜9月30日」の設備だけ
宮城県建築住宅センター(この補助金の申込先)の公式ページと「申請の手引き」に、募集回ごとの条件が表で載っています。2026年9月18日に確認した内容です。
| 募集区分 | 申込受付期間 | 対象となる基準日の期間 | 予算額 | 状況(9月18日時点) |
|---|---|---|---|---|
| 一次募集 | 5月25日〜6月5日 | 令和7年12月1日〜令和8年5月31日 | 137,492,000円 | 受付終了(受付済総申込額 120,107,000円) |
| 二次募集 | 9月28日〜10月9日 | 令和8年6月1日〜9月30日 | 136,458,000円 | 受付開始前 |
| 三次募集 | 11月24日〜12月4日 | 令和8年10月1日〜11月30日 | 73,050,000円 | 受付開始前 |
出典:宮城県建築住宅センター「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」(2026年9月18日確認)
ここで大事なのは、申込受付期間と、基準日の期間は別ものだということです。9月28日から10月9日に申し込めるのは、「基準日」が6月1日から9月30日のあいだに入っている設備だけ。手引きにはこう書かれています。
補助対象設備等ごとに定めている基準日が、対象期間に合致する募集区分にのみ申込が可能です。基準日が合致しない募集区分には申込できませんので、ご注意ください。
つまり、10月1日に受給開始・引渡しになった家は、二次募集には出せません。11月24日からの三次募集を待つことになります。
「基準日」は太陽光と蓄電池で違います
では、その「基準日」とは何の日か。手引きの表を、住宅で多い設備に絞って書き出します。
| 設備 | 基準日 | 確認に使う書類 |
|---|---|---|
| 太陽光発電(蓄エネ設備併設タイプ) | 電力受給開始日 | 電力受給契約確認書の写し(売電しない場合は系統連系に係る契約書類の写し) |
| 蓄電池 | 引渡日 | 設備引渡証明書(参考様式6) |
| V2H | 引渡日 | 設備引渡証明書(参考様式6) |
| みやぎゼロエネルギー住宅 | 住宅引渡日 | 新築住宅引渡証明書など |
出典:宮城県建築住宅センター「令和8年度 申請の手引き」10ページ
太陽光は「工事が終わった日」ではなく、電力会社との受給が始まった日です。パネルを載せてパワーコンディショナをつないでも、東北電力ネットワークの連系(受給開始)が10月にずれれば、基準日は10月になります。工事日程だけを見て「9月中に終わるから二次に出せる」と考えると、ここでずれます。
蓄電池とV2Hは引渡日です。こちらは施工店が発行する「設備引渡証明書」の日付で決まります。
太陽光と蓄電池を同時に付けた家は、どちらの日で申し込むのか。
手引きの特例:太陽光の受給開始日が、蓄電池の引渡日より遅い場合は、受給開始日を基準日にして、その回にまとめて申し込む。
手引きの例:4月15日に太陽光・蓄電池を引渡し → 6月15日に受給開始 → 基準日は6月15日 → 二次募集に申込
複数の設備をまとめて申し込むときは「最も遅い基準日に応じた期間に申し込む」と手引きの1ページにも書かれています。蓄電池の引渡しが9月でも、太陽光の受給開始が10月なら、両方とも三次募集です。

▲ 当社施工事例:屋根に太陽光パネルを載せた戸建て住宅
9月18日から見て、二次に間に合う家と間に合わない家
今日は9月18日です。基準日の期限である9月30日まで、あと12日。ここで、いま工事の途中にある家を3つに分けます。
1. すでに受給開始・引渡しが済んでいる家(6月1日以降)
二次募集に出せます。やることは、9月28日〜10月9日のあいだに申込書(様式第1号)1枚をメールか郵送で送ることだけです。この段階では住民票も納税証明も要りません。
2. 工事は終わったが、太陽光の受給開始がまだの家
ここが分かれ目です。東北電力ネットワークの受給開始日が9月30日までに入るかどうか。施工店に「受給開始の予定日」を確かめてください。10月に入れば三次募集です。申込書に書く基準日を間違えると失格になるので、思い込みで9月の日付を書かないでください。
3. 工事が10月以降の家
三次募集(11月24日〜12月4日)です。基準日の期間は10月1日〜11月30日。11月30日までに受給開始・引渡しが済むことが条件になります。
三次募集の予算は73,050,000円で、二次の約半分です。一次募集は予算137,492,000円に対して申込が120,107,000円(1,989件・86.6%)で、抽選なしで全員が審査対象になりました。三次は予算が小さいぶん、抽選になる可能性は一次・二次より高いと見ておくべきです。
東北の冬から見た三次募集
三次の基準日は11月30日まで。宮城県の平地でも、11月下旬は屋根に霜が降り、日照が短くなります。
屋根工事は雪と凍結で日程がずれやすい。11月に工事を組む方は、三次募集に出すなら「11月中の受給開始」を施工店と共有しておくことをおすすめします。
12月にずれた設備は、今年度の3回の募集のどれにも入りません。次年度の制度は9月18日時点で公表されていません。
抽選になったら、どう決まるか
各募集回で、申込総額が予算額を上回ると抽選になります。仕組みは手引きの11ページに図で載っています。
- 抽選は募集区分ごと。二次で予算を超えたら、二次の申込者のなかで抽選
- 失格・辞退が出たら、抽選順位に従って繰り上げ
- 申込総額が予算を下回った回の残予算は、三次募集の終了後にプールされ、交付できなかった申込者に再度繰り上げの形で回る
- 地中熱ヒートポンプと、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は抽選を経ずに優先して審査対象になる(太陽光・蓄電池・V2Hは対象外)
一次募集の残予算(137,492,000円-120,107,000円=約1,738万円)も、このプールに入ります。二次で抽選になっても、あとから繰り上がる可能性はゼロではありません。
抽選に外れたら、次の回に出し直せるのか。
出せません。センターのFAQ:「抽選の結果審査対象とならなかった場合を含め、一度申込をした申込区分の再申込みは受付いたしません」
理由は「特定の状況にある方だけ複数回申込みができることは不公平」だからです。
山形市の第2弾のように「事前協議の申請総額で抽選」する市もあれば、宮城県のように「募集回ごとに抽選し、残予算はプールして繰り上げ」する県もあります。「抽選ですか」ではなく「何を抽選しますか」と聞く理由は、ここにあります。
申込は1枚。ただし17時を1分でも過ぎたら受付されません
この制度のよいところは、申込の段階では申込書1枚で済むことです。抽選(または予算内なら全員)で「審査対象通知書」が届いてから、書類一式をそろえます。
申込のルール(手引き9〜10ページ)は次のとおりです。
- 申込書(様式第1号)を、メールまたは郵送で宮城県建築住宅センターへ。FAXは不可
- 受付期間最終日の17時までに到達しなかったものは、手段・理由を問わず受付にならない
- メールで申し込むと受信確認の返信が来る。届いたか確かめたいならメールか、対面で配達する郵便
- エクセルで作った申込書もPDFに変換して送る。複数件は1つのPDFにまとめ、メール本文に件数を書く
- 申込金額を誤っても、申込金額を上回る申請はできない
審査対象になったあとに提出する書類は、太陽光・蓄電池・V2Hの場合、おおむね次のものです(手引き13ページの一覧から抜粋)。
| 書類 | 太陽光 | 蓄電池 | V2H |
|---|---|---|---|
| 交付申請書兼完了報告書(様式第2号)+設備概要書 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 住民票抄本(発行3か月以内・マイナンバー記載なし) | 必須 | 必須 | 必須 |
| 県税納税証明書 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 振込口座通帳の写し | 必須 | 必須 | 必須 |
| 契約書の写し | 必須 | 必須 | 必須 |
| 写真(住宅全体・設備)参考様式3 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 設備引渡証明書(参考様式6) | — | 必須 | 必須 |
| 電力受給契約確認書の写しなど | 必須 | 必須 | 必須 |
| モジュールの公称最大出力が分かる資料 | 必須 | 場合により | 場合により |
| 蓄電池/V2Hを設置していることが分かる書類 | いずれか必須 | 必須(蓄電池) | 必須(V2H) |
| みやぎスマエネ倶楽部 入会申込書 | 必須 | 必須 | 必須 |
書類の不備は「補正が完了した時点で提出があったもの」とみなされ、指摘から2週間たっても直らなければ失格です。不備がない状態から振込までは平均60日程度、と手引きに書かれています。

▲ 当社施工事例:スレート屋根に施工した太陽光パネル
見落としやすい要件が4つあります
金額が定額で分かりやすいぶん、要件で引っかかる方がいます。手引きの4〜5ページから、住宅で多い4点です。
1. 太陽光の3万円は「蓄エネ設備の併設」が条件
太陽光だけの設置は対象になりません。蓄電池かV2Hを、すでに置いているか、同時に置くことが要件です。逆に、蓄電池・V2Hのほうも「太陽光発電システムをすでに置いているか、同時に置く」ことが要件です。
2. 太陽光は10kW未満、未使用品
モジュールの公称最大出力かパワーコンディショナの定格出力のいずれかが10kW未満。増設の場合は既設分を含めて10kW未満です。一度も系統連系していないものに限ります。
3. 蓄電池は「SIIの登録機器」、V2Hは「CEVの登録機器」
蓄電池は、国のZEH補助金の補助対象設備としてSII(環境共創イニシアチブ)に登録されているもの(令和7年度以降の対象設備)。センターのFAQには「申込み段階でSIIが補助対象商品として公開していない場合は申込みできません」とあります。V2Hは次世代自動車振興センターの登録機器です。
4. リース・PPAは対象外、同一住宅で1回まで
「原則として、設置当初より所有権が申請者に移らないリースやPPA等は対象外」。また、蓄電池・V2H・エネファーム・地中熱は同一住宅で補助を受けられるのは1回です。故障で新品に交換しても再申込はできません(太陽光の増設と、別の開口部の省エネ改修は再申込可)。
このほか、太陽光・蓄電池・V2Hを申請する方は「みやぎスマエネ倶楽部」への入会申込が要ります。県民が設置した太陽光の環境価値(CO2削減効果)を県がまとめてJ-クレジット化する仕組みで、登録から8年で自動退会。年1,000名程度に発電量の実績報告を依頼することがある、と手引きにあります。
市町村・国の補助と重ねられます
センターのFAQに、はっきり書かれています。
他の補助金と重複利用は可能ですか
重複利用可能です。一例として仙台市の家庭向け省エネ補助金や、市町村が行う太陽光発電の補助制度、国のみらいエコ住宅2026事業や先進的窓リノベ2026事業が挙げられます。それぞれに申請条件や受付期間等が異なりますので、詳しくは各制度のウェブサイトをご確認ください。
県が「可」と言っていても、市町村の側が「県の補助を受けていないこと」を要件にしている場合は、そちらで止まります。国と市の補助金の併用可否で整理したとおり、可否を決めるのは「もらう側の制度の文言」です。お住まいの市町村の要綱を先に読んでください。
宮城県の35市町村の制度は宮城県の自治体補助金まとめに一覧があります。また、県と市町村と国の3層の制度を、当社が運営するソラカルテの宮城県の補助金ページでも確認できます。
なお、県の手引きの「申込から交付までの流れ」には、こう注記されています。
自治体によっては、本補助金と同種の補助制度を設けている場合がありますが、工事着手前の申請を条件としている自治体もありますので、事前にご確認ください。
県の制度は「工事が終わって基準日が確定してから申し込む」事後申請です。市町村は「契約・着工の前に申請」が多い。同じ工事で両方を使うなら、市町村の申請を先に済ませておく順番になります。
よくある質問
Q1. 契約は8月に済んでいますが、太陽光の受給開始が10月になりそうです。二次募集に出せますか。
A. 出せません。基準日は契約日ではなく、太陽光は「電力受給開始日」です。受給開始が10月1日以降なら、三次募集(11月24日〜12月4日)に申し込みます。申込書に9月の日付を書くと失格になるので、施工店に受給開始の予定日を確かめてください。
Q2. 二次募集で抽選に外れたら、三次募集に出し直せますか。
A. 出せません。センターのFAQに「一度申込をした申込区分の再申込みは受付いたしません」とあります。ただし、抽選に外れても、失格・辞退者が出た場合や、他の募集回の残予算がプールされた場合に、あとから繰り上げで交付対象になることがあります。
Q3. 蓄電池だけを追加します。太陽光は10年前に付けたものですが、対象になりますか。
A. なります。蓄電池の要件は「太陽光発電システムをすでに設置しているか、蓄電池と併せて新たに設置すること」です。ただし、審査のときに太陽光の電力受給契約確認書の写しが要ります。契約期間が満了したものでもよい、とFAQにあります。見当たらない場合は、電力会社に再発行を相談してください。
まとめ
- 宮城県の補助金は太陽光3万円・蓄電池4万円・V2H4万円の定額。二次募集の申込は9月28日〜10月9日17時必着
- 出せるのは基準日が6月1日〜9月30日の設備。太陽光は受給開始日、蓄電池・V2Hは引渡日。契約日でも工事完了日でもない
- 太陽光と蓄電池を同時に付けた家は、遅いほうの基準日の回にまとめて申し込む
- 10月にずれたら三次募集(11月24日〜12月4日・基準日10月1日〜11月30日)。予算73,050,000円は二次の約半分
- 一次募集は1,989件・120,107,000円・予算の86.6%で抽選なし。残予算は三次の終了後にプールされ、繰り上げに回る
- 抽選に外れても同じ区分の再申込は不可。申込は申込書1枚、書類一式は審査対象通知書が届いてから
- 太陽光の3万円は蓄電池かV2Hの併設が条件。10kW未満・SII/CEV登録機器・リース/PPA対象外・同一住宅1回
- 市町村・国との併用は県は「可」。市町村側の要件と、契約前申請の順番を先に確かめる
9月30日まで、あと12日です。施工店に聞くことは1つだけ。「受給開始日(引渡日)は、9月30日までに入りますか」。その答えで、出す回が決まります。
※本記事は2026年9月18日時点で宮城県および一般財団法人宮城県建築住宅センターが公開している資料にもとづいています。募集期間・予算額・受付状況は変わることがあります。申込の前に必ず公式ページで最新の情報を確認し、不明な点は宮城県建築住宅センター(電話 022-265-3605)へお問い合わせください。
出典
- 宮城県「【募集中】令和8年度スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金について」 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/smart-energy.html
- 一般財団法人宮城県建築住宅センター「スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金」(募集区分・予算額・受付状況・よくある質問) https://www.mkj.or.jp/subsidy/smart-energy
- 一般財団法人宮城県建築住宅センター「宮城県スマートエネルギー住宅普及促進事業費補助金について」(2026年9月8日・一次募集の受付件数・金額・予算消化率) https://www.mkj.or.jp/archives/17863
- 一般財団法人宮城県建築住宅センター「令和8年度 スマートエネルギー住宅普及促進事業補助金 申請の手引き」(基準日・特例・抽選・提出書類) https://www.mkj.or.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/tebiki2026.pdf
- 一般財団法人宮城県建築住宅センター「各種ダウンロード(スマエネ補助金)」 https://www.mkj.or.jp/downloads/download-sumaene
当社が運営する「ソラカルテ」では、太陽光・蓄電池の見積書をその場で無料AI診断できます。電話番号の登録は不要です。
監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら
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