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パナソニック 創蓄連携システムS+(LJRC41)の停電時の使い方|ネットリモコンで「はい」を押すまで自立運転は始まりません。夜21時〜朝7時はブザーも鳴らない【東北・2026年版】

パナソニック創蓄連携S+ LJRC41の停電時の操作
ご主人
うちはパナソニックの創蓄連携システムだ。停電したら勝手に蓄電池から電気が来るんだろう?
AIふどうくん
S+(LJRC41)の場合、パナソニックの停電時の手順では、ネットリモコンで「はい」を選んで自立運転に切り換えます。
奥様
夜中に停電したら、気づけるのかしら。
AIふどうくん
停電するとブザーが鳴りますが、夜21時から朝7時の間は鳴りません。だから、停電したらまずネットリモコンを見に行く、と家族で決めておくと安心です。

※登場人物はイメージです。

先に結論

  • 創蓄連携システムS+は、停電するとネットリモコンに知らせが出て、「はい」を選ぶと自立運転になります。
  • ブザーは1分で止まり5時間後にまた鳴りますが、夜21時〜朝7時は鳴りません。
  • 電気が戻ったら、もう一度「はい」で連系運転に戻します。約5分後に切り換わります。
  • 自立運転のままだと売電できません。冬の夜は太陽光が無いので、蓄電池の残量と出力の範囲で使います。

1分、5時間、21時〜7時。パナソニックの創蓄連携システムS+で停電したとき、覚えておきたい数字はこの3つです。

停電すると、ネットリモコンのブザーが1分鳴って止まり、5時間後にまた鳴ります。ただし夜21時から朝7時の間は鳴りません。東北の冬の停電は、雪や強風で夜に起きることもあります。寝ている間に停電しても、ブザーで起こしてはくれないということです。

この記事は、パナソニックの「災害時の商品取り扱いに関するご注意」と、そこに載っている停電時の取扱説明書、製品ページ、性能表示ラベルに書かれていることだけで、創蓄連携システムの停電時の操作を整理したものです。置き場所と低温の性能表示ラベルの読み方は、パナソニックの蓄電池は「屋内型」と「屋側型」でラベルに載る温度が変わりますにまとめています。

パナソニック創蓄連携システムS+の停電時の流れを示す図解。停電するとネットリモコンのブザーが鳴り、停電のお知らせが出る。はいを選ぶと数秒後に自立運転になり、バックアップ回路または自立運転コンセントに電気が流れる。夜21時から朝7時はブザーが鳴らない。電気が戻ったらもう一度はいを選び、約5分後に連系運転に戻る。自立運転のままでは売電できない

▲図解:停電したら「はい」で自立運転へ。電気が戻ったら「はい」で連系運転へ戻す

停電したら、ネットリモコンで「はい」を選ぶ

創蓄連携システムS+(LJRC41・LJRC42)の手順

パナソニックの停電時のページと、S+の停電時の取扱説明書に書かれている手順は、次のとおりです。

  1. 停電が発生すると、ネットリモコンのブザーが鳴り、「自立/連系切換」画面に「停電が発生しました 自立運転に切換えますか?」と表示される
  2. 「はい」を選んで[決定]を押す
  3. ブザーが止まり、数秒後に「自立運転中」になる
  4. バックアップ回路または自立運転コンセントに電気が流れ始める

ブザーについては、取扱説明書にこう書かれています。

操作がなければブザーは 1 分間で自動停止します。5 時間後に再度鳴ります。ただし夜間の 21 時~ 7 時は鳴りません。

LJRC41は一般仕様、LJRC42は耐塩害仕様の品番です。S+のパワーステーション本体の製品ページには、どちらも「在庫限定品」と書かれています。すでにお使いの方が多い機種です。

電力切替ユニットがあると、85dBの音がする

電力切替ユニットを付けている家では、切り換えのときに約85dBの動作音がすると取扱説明書に書かれています。停電の夜に大きな音がして驚くかもしれませんが、切り換えの音です。

「いいえ」を選んだときは、後から切り換えられる

すぐに自立運転にしたくないときは「いいえ」を選びます。すると「連系停止中」になり、「停電または復電が発生しています」というお知らせが出ます。後から切り換えたいときは、そのお知らせが出ている間にボタンを押せば、「自立/連系切換」画面に戻ります。

停電の前に家族で決めておくこと

  • ネットリモコンがどこにあるか
  • 停電したら、誰がネットリモコンで「はい」を押すか
  • 夜21時〜朝7時はブザーが鳴らないので、停電に気づいたらまずネットリモコンを見る

停電がうちだけか地域全体かを確かめる手順は、停電したら、まずうちだけか地域全体かにまとめています。


電気が戻ったら、連系運転に戻す

もう一度「はい」を選ぶ。約5分後に切り換わる

パナソニックの停電時のページは、どの機種にも「復電時には別途操作が必要です」と書いています。S+の取扱説明書の手順は、次のとおりです。

  1. 停電が復旧すると、ネットリモコンのブザーが鳴り、「停電から復旧しました 連系運転に切換えますか?」と表示される
  2. 「はい」を選んで[決定]を押す
  3. 約5分後に連系運転を始める。その間、「連系運転開始まで」の復電タイマーが表示される
  4. 「連系運転中」に切り換わったことを確かめる

復電タイマーの時間は、取扱説明書によると「電力会社が定める整定値の設定によって異なります」。

自立運転のままだと、売電できない

「いいえ」を選んだまま自立運転を続けると、取扱説明書にこう書かれています。

この状態では太陽光発電電力の売電はできません。できる限り早く連系運転に切り換えてください。

もうひとつ、電力切替ユニットが無い家では、連系運転に戻ると自立運転コンセントに電気が流れなくなります。停電中に自立運転コンセントへつないでいた冷蔵庫などは、ふだんのコンセントへ差し換えてくださいと書かれています。

奥様
電気が戻ったら、何もしなくても元どおりなのよね?
AIふどうくん
S+は、復電したらもう一度ネットリモコンで「はい」を選びます。そのままだと自立運転が続いて、売電ができません。約5分で連系運転に戻ります。

S+以外の創蓄連携システム・パワーステーションの違い

パナソニックの停電時のページには、S+以外の機種の手順も載っています。機種によって、自動で切り換えられるもの、レバーを動かすもの、時間がかかるものがあります。

機種(品番) 停電したときの操作 自立運転が始まるまで
創蓄連携システムS+(LJRC41・LJRC42) ネットリモコンで「はい」 数秒後
創蓄連携システムS 壁掛けタイプ(LJPB2**) リモコン設定器で「はい」 約5秒後
創蓄連携システム 据置(LJP255**) リモコン設定器で「はい」 約5秒後
創蓄連携システム 据置(LJP155**) リモコン設定器の操作後、電力切替ユニットのレバーを自立側に降ろす -
創蓄連携システムR(VBPC255GM1R) 一括制御リモコンで「はい」 数十秒後
パワーステーション(LJRE31B・LJRE32B・LJRE32C・LJRE3HC) 「自動切替」に設定していれば操作不要。手動ならネットリモコンで「はい」 数秒後(取扱説明書では「準備完了まで数十秒」)

出典:パナソニック「V2H蓄電システム:停電時の使用方法について」

どの機種も、「復電時には別途操作が必要です」と書かれています(パワーステーションは「自動切換」に設定していれば、復電時も操作不要)。

創蓄連携システムT(LJPB32D)をお使いの方

新しい創蓄連携システムT(パワーステーション LJPB32D)は、2026年10月17日時点で、上の停電時のページには手順が載っていませんでした。製品ページには、停電時の自立出力が最大5.5kVA(100/200V標準搭載・単相3線式に設置した場合)、電力切替ユニット(100Aまたは60Aタイプ)の設置が必要、と書かれています。停電時の操作は、同梱の取扱説明書で確かめてください。

パナソニック 創蓄連携システムS+ 屋側設置タイプの蓄電池ユニット(簡易基礎での設置例)

▲ 出典:パナソニック株式会社 公式製品ページ(創蓄連携システムS+)


停電中に使える出力と、気をつける機器

S+は2.0kVA、200Vトランスで最大4.0kVA

S+の製品ページによると、停電時の自立出力は2.0kVAです。200Vトランスユニット(LJTR241)を追加すると、最大4kVAになり、エコキュートやIHクッキングヒーターなど200Vの機器も使えるとされています。ただし、パワーステーションS+本体1台に蓄電池ユニットが1台だけの場合は、自立出力は最大2.0kVAです。

製品ページの注記には、次のことも書かれています。

  • 停電時に使う機器全体の消費電力が自立出力より大きい場合は、運転を停止します
  • IHクッキングヒーターをバックアップする場合の推奨自立出力は4kVA
  • エコキュートなど自動運転をする機器をバックアップする場合は、夜間などに蓄電池の残量が無くなり、自立運転を停止する場合がある

エコキュートの自動運転は、停電中に止めておく

最後の点は、東北の冬に大事です。エコキュートは夜にお湯を沸かすので、停電中にそのまま自動運転させると、蓄電池の残量を一気に使ってしまうおそれがあります。パナソニックは、停電時にほかの機器の使用を優先する場合は、エコキュートの自動運転を停止するよう書いています。お湯を沸かしたいときは、休止を解除して手動で沸き増しします。

停電中にIHが使えるかは「停電のとき、IHは使えますか」と聞かれたら、冬の停電で残量をどう配るかは大雪の停電が3日目に入った夜、蓄電池の残量をどう配るかで詳しく書いています。

灯油・ガスの暖房は、メーカーの条件を確かめる

灯油を使うFF式ストーブなどは、停電中に蓄電池で動かす前提にしないほうが安全です。今回読んだパナソニックの資料には記載がありませんでしたが、オムロンの停電時の取扱説明書(KPAC-Bなど)は、灯油やガスを用いる冷暖房機器を停電時に電気を送る回路につながない機器に挙げています。詳しくは灯油の暖房なら停電でも大丈夫、ではありませんを見てください。


停電の前にできる備え:AiSEG2の気象警報連動

S+の製品ページには、HEMSのAiSEG2と組み合わせたときの機能として「気象警報連動」が紹介されています。

大雨や暴風などの警報が発せられると、停電に備えて自動で蓄電池に充電が開始するので、万一停電しても電気が使えて安心です。

AiSEG2があり、創蓄連携システムと連携している家で使える機能です。ご自宅にAiSEG2があるか、気象警報連動が有効になっているかは、AiSEG2の画面か販売施工店で確かめてください。

一方で、停電のためにふだんから残しておく容量の設定については、今回読んだパナソニックの公式資料には書かれていませんでした。いまの設定は、販売施工店に確かめてください。冬の設定の考え方全体は、この冬、はじめて蓄電池と過ごす方へにまとめています。


東北の冬に確かめる、低温の条件

創蓄連携システムTの性能表示ラベル

パナソニック公式の性能表示ラベルで、創蓄連携システムT(パッケージ型番 PLJ-PB32D097・蓄電池容量9.7kWh)の数字を読むと、次のとおりです。

項目 −10℃ 25℃ 40℃
システム容量利用率(系統連系時) 82.7% 88.7% 95.7%
システム容量利用率(停電時) 83.5% 95.6% 96.4%

同じラベルには、初期実効容量8.6kWh、初期停電時放電容量9.3kWh、想定使用期間15年と書かれています。

製品ページには、蓄電池ユニット(LJB3497)の動作温度範囲が−20℃〜+40℃とあり、こう注記されています。

環境周囲温度が動作温度範囲内であっても、充放電が制限される場合があります。

パワーステーション(LJPB32D)の使用温度範囲は−20℃〜+50℃、設置温度範囲は−30℃〜+50℃です。

S+は、蓄電池ユニットの置き場所で下限の温度が変わる

S+は、蓄電池ユニットに屋内用と屋側用があります。性能表示ラベルでは、屋側型だけで組んだ構成は−10℃の数字が載り、屋内型が1台でも入ると0℃までの表示になります。たとえば屋側型6.3kWh(PLJ-RC41063AK)は、停電時のシステム容量利用率が−10℃で73.8%、25℃で83.0%です。詳しい表はパナソニックの蓄電池の記事にあります。

この数字で機種の優劣を決めないでください。見ていただきたいのは、ご自宅の構成に−10℃の数字が公表されているかどうかと、停電中の冷え込んだ夜は、表の出力や容量どおりに使えるとは限らない、という点です。

冬の前に確かめること

  • ネットリモコンの場所と、停電時に「はい」を押す人
  • 復電したら「はい」で連系運転に戻すこと(戻さないと売電できない)
  • エコキュートの自動運転を、停電中に止める方法
  • AiSEG2の気象警報連動が使えるか

よくあるご質問

夜中に停電して、朝まで気づきませんでした。蓄電池の電気は使えなかったのですか?

S+の停電時の手順では、ネットリモコンで「はい」を選んで自立運転に切り換えます。ブザーは夜21時〜朝7時は鳴らないと取扱説明書に書かれています。気づいた時点でネットリモコンを見て、「停電または復電が発生しています」のお知らせが出ていれば、そこから自立運転に切り換えられます。

電気が戻ったのに、売電の表示になりません。

自立運転のままになっていないか確かめてください。S+は、復電したらネットリモコンで「はい」を選ぶと、約5分後に連系運転に戻ります。自立運転のままでは太陽光の電気を売電できません。

うちの創蓄連携システムが、どの機種か分かりません。

ネットリモコンやパワーステーション本体の品番を見てください。パナソニックの停電時のページは、品番ごとに手順が分かれています(S+はLJRC41・LJRC42、Sの壁掛けタイプはLJPB2**など)。分からなければ、設置した販売施工店に聞いてください。


まとめ

  • 創蓄連携システムS+(LJRC41・LJRC42)は、停電したらネットリモコンで「はい」を選んで自立運転にする
  • ブザーは1分で止まり、5時間後に再び鳴る。ただし夜21時〜朝7時は鳴らない
  • 電気が戻ったらもう一度「はい」。約5分後に連系運転に戻る。戻さないと売電できない
  • 機種によって、自動切替の設定があるもの(パワーステーション)、レバーを動かすもの(据置 LJP155)、数十秒かかるもの(R)がある。創蓄連携システムTは取扱説明書で確かめる
  • 停電中はエコキュートの自動運転を止める。IHのバックアップの推奨自立出力は4kVA
  • 東北の冬は、ラベルの−10℃の数字と、低温で充放電が制限される場合があることを前提に考える

停電の夜に必要な操作は、ネットリモコンで「はい」を押すことだけです。ただ、ブザーが鳴らない時間があることと、電気が戻ったときにも操作が要ることは、知っていないと気づけません。電気があるうちに、ネットリモコンの場所を家族で確かめておいてください。

※本記事は2026年10月17日時点の情報です。操作は機種・設定・機器の組み合わせによって違います。必ずお使いの機器の取扱説明書とパナソニックの案内でご確認ください。

出典

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監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら

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