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燃料費等調整単価とは|東北電力の12月分は1kWhあたり▲5円84銭。検針票で毎月変わる1行のしくみ(3か月平均で2か月後に反映)と、国の支援を除いた動き【東北・2026年版】

燃料費等調整単価とは|東北電力12月分は▲5円84銭
奥様
検針票の「燃料費等調整額」って、毎月マイナスになっている行よね。あれは何なの?
AIふどうくん
燃料の値段に合わせて電気料金を調整する行です。東北電力の説明では、原油・LNG・石炭の3か月の平均価格から、2か月後の単価が決まります。
ご主人
12月分はいくらなんだ?
AIふどうくん
東北電力の低圧の12月分は1kWhあたり▲5円84銭です。11月分は▲6円29銭だったので、差し引かれる金額が少し減ります。

※登場人物はイメージです。

先に結論

  • 東北電力の2026年12月分の燃料費等調整単価(低圧)は、1kWhあたり▲5円84銭です(11月分は▲6円29銭)。
  • 燃料費等調整単価は、原油・LNG・石炭の価格の3か月平均(平均燃料価格)をもとに、2か月後の単価として毎月決まります。
  • そのうち燃料費調整分は、平均燃料価格が基準燃料価格(原油換算1キロリットルあたり83,500円)より安ければ差し引き、高ければ上乗せします。1,000円動くごとに、低圧では1kWhあたり19銭7厘動きます。公表される燃料費等調整単価には、これに離島ユニバーサルサービス調整分(と、支援がある月は国の支援)が加減されています。
  • 2026年4月分・8〜10月分の単価には国の電気料金の支援が含まれています。支援を除くと、差し引かれる幅は8月分から12月分にかけて小さくなっています(当社の計算)。

▲5円84銭。東北電力が公表した、2026年12月分の燃料費等調整単価(低圧)です。

検針票を見ると、電気料金の内訳に「燃料費等調整額」という行があります。ここ1年ほどはマイナスで、電気料金から差し引かれてきました。この1行は、毎月変わります。

この記事は、2026年10月31日に、東北電力の「燃料費調整制度」のページと「燃料費等調整単価」の一覧を開いて、しくみと今年の動きを整理したものです。計算は当社で行いました。

燃料費等調整単価のしくみの図解。原油・LNG・石炭の価格の3か月平均(平均燃料価格)から、2か月後の燃料費等調整単価が決まる。平均燃料価格が基準燃料価格83,500円より安ければ差し引き、高ければ上乗せ。1,000円動くと低圧で1kWhあたり19銭7厘動く。東北電力の低圧の12月分は1kWhあたりマイナス5円84銭

▲図解:燃料の3か月平均が、2か月後の単価になる。83,500円・19銭7厘は燃料費調整分の基準で、公表単価には離島ユニバーサルサービス調整分などが加減されます

燃料費等調整単価は、燃料の値段で毎月決まる

東北電力の「燃料費調整制度」のページでは、電気料金の計算は次のように説明されています。

  • 毎月の電気料金は、契約の大きさで決まる基本料金に、使った電気の量で計算する電力量料金を足したもの
  • 電力量料金は、燃料費調整単価に使用電力量を掛けた燃料費調整額と、離島ユニバーサルサービス調整単価に使用電力量を掛けた額を、足すか差し引くかして計算する

検針票の「燃料費等調整単価」は、この2つ(燃料費調整単価と離島ユニバーサルサービス調整単価)を合わせた単価です。東北電力の一覧の注記にも、低圧の単価は両方を加減算したものと書かれています。

3か月の平均が、2か月後の単価になる

東北電力の説明は、こうです。

燃料価格の3ヶ月平均値(平均燃料価格)にもとづき、2ヶ月後の燃料費調整単価、離島ユニバーサルサービス調整単価を算定し、毎月(1ヶ月ごと)の電気料金に反映します。

平均燃料価格は、貿易統計の原油・LNG・石炭の価格(3か月平均)を、原油1キロリットルあたりに換算したものです。つまり、いま請求される単価は、少し前の燃料の値段で決まっているということです。

燃料費調整分の基準は83,500円。1,000円で19銭7厘

項目(燃料費調整分) 東北電力の説明
基準燃料価格 原油換算1キロリットルあたり83,500円。平均燃料価格がこれと同じなら調整なし
基準単価(低圧) 平均燃料価格が1,000円動いたときに、1kWhあたり19銭7厘
安いとき 平均燃料価格が83,500円を下回れば、燃料費調整額を差し引く
高いとき 平均燃料価格が83,500円を上回れば、燃料費調整額を加える

出典:東北電力「燃料費調整制度」

たとえば東北電力の計算例では、平均燃料価格が43,500円なら、(83,500円−43,500円)×0.197円÷1,000で、1kWhあたり▲7円88銭になります。

上限があるプランと、ないプラン

東北電力の説明では、従量電灯B・Cなど(特定小売供給約款)は、平均燃料価格が上限価格(125,300円)を超えたら、上限価格で調整し、それを上回る分は請求しません。

一方、「よりそう+eねっとバリュー」「よりそう+スマートタイム」などのプランは、2022年12月分から燃料費調整の上限価格を廃止しています。燃料がとても高くなったときの上乗せの上限は、プランで違うということです。


2026年の動き:12月分は▲5円84銭

東北電力の一覧に載っている、低圧の燃料費等調整単価です。

料金の月 燃料費等調整単価(1kWhあたり) うち国の支援 支援を除くと(当社の計算)
2026年4月分 ▲10円00銭 ▲1円50銭 ▲8円50銭
2026年5月分 ▲8円42銭 なし ▲8円42銭
2026年6月分 ▲8円36銭 なし ▲8円36銭
2026年7月分 ▲8円22銭 なし ▲8円22銭
2026年8月分 ▲11円23銭 ▲3円50銭 ▲7円73銭
2026年9月分 ▲11円74銭 ▲4円50銭 ▲7円24銭
2026年10月分 ▲10円14銭 ▲3円50銭 ▲6円64銭
2026年11月分 ▲6円29銭 なし ▲6円29銭
2026年12月分 ▲5円84銭 なし ▲5円84銭

出典:東北電力「燃料費等調整単価について」(低圧で供給を受けるお客さま)。国による電気料金軽減単価は、同ページの注記(4月分は低圧▲1円50銭、8月分と10月分は▲3円50銭、9月分は▲4円50銭)。▲はマイナス(差し引き)。右の列は当社の計算です。

国の支援を除いた右の列を見ると、差し引かれる幅は、8月分の▲7円73銭から12月分の▲5円84銭まで、小さくなっています。マイナスの幅が小さくなるのは、平均燃料価格が基準の83,500円に近づいている(燃料が少し高くなっている)ということです。

ご主人
11月分から12月分で、うちの電気代はいくら変わるんだ?
AIふどうくん
単価の差は1kWhあたり45銭です。月に300kWh使うご家庭なら、ほかの条件が同じとして、燃料費等調整額で約135円の差です(当社の計算)。

11月分(▲6円29銭)から12月分(▲5円84銭)への差は、1kWhあたり45銭です。月300kWhなら、燃料費等調整額で約135円、差し引かれる金額が減る計算です(当社の計算。電力量料金の単価や使用量の変化は含めていません)。

11月1日からの東北電力の料金の見直しと、国の支援が10月分で終わったことは、東北電力11月の値上げと検針票で見る3か所に書いています。


太陽光・蓄電池で減らせるのは、この1行も含めた「1kWhの値段」

燃料費等調整額は、使った電気の量に比例します。太陽光の電気を家で使ったり、蓄電池にためた電気を夜に使ったりして、電力会社から買う電気を1kWh減らすと、電力量料金の単価・燃料費等調整単価・再エネ賦課金の単価の分が減ります(基本料金は減りません)。

燃料費等調整単価がマイナスのときは、買う電気の1kWhあたりの値段を下げる方向に働きます。逆に、燃料が高くなってプラスになれば、1kWhの値段は上がり、買う電気を減らす効果は大きくなります。1kWhの値段の積み上げ方は、灯油ストーブとエアコン暖房、どちらが安い?で11月分の単価を使って計算しています。

ご自宅の電気の使い方と太陽光・蓄電池の効果をおおまかに知りたいときは、当社が運営するソラカルテの概算シミュレーターも使えます。


よくあるご質問

燃料費等調整単価は、いつ決まりますか?

東北電力の説明では、燃料価格の3か月平均(平均燃料価格)をもとに、2か月後の単価を毎月算定します。新しい月の単価は、東北電力の「燃料費等調整単価について」のページに順に載ります。

マイナスなのは、なぜですか?

平均燃料価格が、基準燃料価格(原油換算1キロリットルあたり83,500円)を下回っているからです。下回っているときは燃料費調整額を差し引き、上回れば加えます。2026年4月分と8〜10月分は、国の電気料金の支援もこの単価に含まれていました。

燃料が高くなったら、上乗せに上限はありますか?

従量電灯B・Cなどは、平均燃料価格が上限価格(125,300円)を超えた分は請求しないしくみです。一方、「よりそう+」のプランなどは、2022年12月分から上限価格を廃止しています。ご自宅の契約種別は検針票で確かめてください。


まとめ

  • 東北電力の2026年12月分の燃料費等調整単価(低圧)は▲5円84銭(11月分は▲6円29銭)
  • 燃料の3か月平均が、2か月後の単価になる。燃料費調整分は、基準燃料価格83,500円より安ければ差し引き、高ければ上乗せ。1,000円で19銭7厘
  • 4月分・8〜10月分には国の支援が含まれていた。支援を除くと、差し引く幅は8月分▲7円73銭→12月分▲5円84銭と小さくなっている(当社の計算)
  • 従量電灯B・Cは上限価格125,300円あり。「よりそう+」などは上限を廃止
  • 買う電気を1kWh減らすと、この単価の分も減る

※本記事は2026年10月31日時点で、東北電力が公開している「燃料費調整制度」「燃料費等調整単価について」にもとづいています。支援を除いた単価と月ごとの差額は当社の計算です。単価は毎月変わります。

出典

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監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら

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