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補助金が無い前提で、蓄電池は何年で元が取れるのか|東北の電気代と2026年度の売電単価から、計算の手順を公開します【2026年版】

蓄電池は何年で元が取れるか計算する手順(東北)

蓄電池をつけると、電気1kWhあたり 20円50銭 得をします。ただしこれは、太陽光を動かしはじめてから4年目までの話です。5年目に入ると、同じ蓄電池が同じ働きをしているのに、得が 36円20銭 に増えます。約1.8倍です。

機械が変わったわけではありません。変わったのは、売れるはずだった電気の値段のほうです。

先に結論
蓄電池が1kWhあたり生む得は、「買う電気の単価」から「売れなくなる電気の単価」を引いた差額です。
東北電力の従量電灯B(第3段階40円32銭)に2026年度の再エネ賦課金4円18銭を足すと、買う電気は1kWhあたり44円50銭。
2026年度のFIT単価は最初の4年が24円、5年目からは8円30銭なので、差額は20円50銭 → 36円20銭へ変わります。
国の蓄電池補助金(DR)は2026年5月29日に予算到達で公募が終わっており、いまは補助金が無い前提で計算する必要があります。
★東北では、冬に使える割合が下がるぶん、この計算よりさらに不利に出ます。

この記事は「元が取れます」とも「取れません」とも言いません。自分の家の数字を入れれば答えが出る形にして、計算の手順そのものを公開します。東北で契約されている方が多い東北電力の単価を使いますが、考え方はどのエリアでも同じです。

蓄電池の得は「買う単価」と「売る単価」の差でできている

太陽光で発電した電気のうち、その場で使いきれない分は、蓄電池が無ければ電力会社に売られます。蓄電池があると、その電気は売られずにいったん貯まり、夜に家で使われます。

つまり蓄電池が1kWh働くたびに、家の中では2つのことが同時に起きています。

  • 買うはずだった1kWhを買わずに済む(=買う単価のぶん得をする)
  • 売れるはずだった1kWhが売れなくなる(=売る単価のぶん損をする)

だから蓄電池の得は、次の引き算になります。

蓄電池が1kWhあたり生む得 = 買う電気の単価 − 売る電気の単価

ここを飛ばして「電気代が月◯円下がります」とだけ言われると、判断のしようがありません。単価の差が分からないまま金額だけ見ても、条件が変わったときに自分で計算し直せないからです。

なお、この引き算が成り立つのは「太陽光の余った電気を貯める」使い方の場合です。太陽光が無い家で、夜の安い電気を貯めて昼に使う場合は、引き算の右側が「売る単価」ではなく「夜の単価」に変わります。こちらは記事の後半で触れます。


東北で使う数字(1)買う電気は1kWhいくらか

東北電力の従量電灯Bの電力量料金は、公式の料金ページで次のように公開されています(いずれも税込)。

区分 単価
第1段階(〜120kWh) 29円62銭/kWh
第2段階(120〜300kWh) 36円37銭/kWh
第3段階(300kWh超) 40円32銭/kWh

蓄電池が減らすのは、いちばん上に積まれている電気です。月に300kWhを超えて使っている家なら、蓄電池が1kWh肩代わりするたびに消えるのは第3段階の40円32銭のほうで、第1段階の29円62銭ではありません。ここを取り違えると、得を1kWhあたり10円以上も低く見積もることになります。

これに 再生可能エネルギー発電促進賦課金 が乗ります。2026年度の単価は経済産業省が2026年3月19日に発表したとおり 1kWhあたり4円18銭 で、2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。賦課金は使った電力量に比例するので、買わずに済んだ1kWhの分はまるごと消えます。

買う電気の単価(この記事の計算値)
40円32銭 + 4円18銭 = 44円50銭/kWh
※燃料費調整単価は月ごとに変わるため、計算には入れていません。実際にはこれに加算・減算されます。

燃料費調整単価は月ごとにプラスにもマイナスにも動きます。さらに2026年8月から10月使用分は、国の電気・ガス料金支援によって1kWhあたりの調整額が引き下げられています。支援が終われば、買う電気の単価はこの44円50銭より上がる方向に戻ります。変動する要素を計算に入れると毎月答えが変わってしまうので、この記事では固定されている単価だけで計算しています。


東北で使う数字(2)2026年度の売電単価は5年目に下がる

2026年度に認定を受ける住宅用太陽光(10kW未満)のFIT買取価格は、経済産業省が「初期投資支援スキーム」として次のように設定しています。

期間 買取価格
運転開始から4年目まで 24円/kWh
5年目〜10年目 8円30銭/kWh
11年目以降(調達期間終了後) FIT対象外

調達期間は10年間です。前半を手厚くして投資回収を早める代わりに、後半が大きく下がる形になっています。

この形が、蓄電池の損得をはっきり2つの時期に分けます。

時期 買う単価 売る単価 1kWhあたりの得
1〜4年目 44円50銭 24円 20円50銭
5〜10年目 44円50銭 8円30銭 36円20銭
11年目以降 44円50銭 10円(想定値) 34円50銭

11年目以降の「10円」は、調達価格等算定委員会が住宅用太陽光の採算を試算するときに置いている「調達期間終了後の売電価格」の想定値です。実際の買取価格は契約先の電力会社ごとに違うので、卒FITが近づいたら各社の条件を確認してください。

ここまでが、この記事で使う数字のすべてです。すべて公式の資料から取っており、推測した数字はひとつも入れていません。

屋外の地面に据え付けられた積層型の蓄電池ユニットと、隣に並ぶ室外機

▲ 当社施工事例:屋外に据えた積層型の蓄電池


実際に計算してみる:1年でいくらの得になるか

数字がそろったので、あとは「年間で何kWh分、蓄電池が働くか」を掛けるだけです。ここだけは各家庭で違うので、仮定であることを明示して進めます。

この記事の仮定

  • 実際に1日で出し入れできる量:5kWh
  • 1年のうち、その量を出し入れできる日数:300日
  • 年間で蓄電池が働く量:5kWh × 300日 = 1,500kWh

なぜカタログの容量をそのまま使わないかというと、カタログの蓄電容量と、実際に取り出せる量は別物だからです。使いきると劣化が早まるため、機種ごとに下限が設定されています。この差についてはカタログの容量と実際に使える容量の違いで詳しく書きました。見積書を見るときは、蓄電容量ではなく「初期実効容量」の数字を必ず聞いてください。

年間1,500kWhで計算すると、こうなります。

時期 1kWhあたりの得 年間の得
1〜4年目 20円50銭 30,750円
5〜10年目 36円20銭 54,300円
11年目以降 34円50銭 51,750円

10年間の累計は 448,800円 です。1〜4年目の4年間で123,000円、5〜10年目の6年間で325,800円という内訳になります。

同じ蓄電池、同じ使い方なのに、後半6年のほうが前半4年の2.6倍を稼ぐという形になります。これが2026年度のFIT単価の設計から出てくる、いちばん大事な結論です。


国が示した「12.5万円/kWh」は相場ではなく上限

では、いくらで買えば何年で回収できるのか。ここで基準にできる公式の数字がひとつあります。

国の家庭用蓄電池補助金(DR補助金)の公募要領には、補助の対象になるための条件として 目標価格12.5万円/kWh(蓄電容量あたり/設備費+工事費・据付費、税抜) が定められていました。「これ以下の価格でなければ補助の対象にしない」という上限として置かれた数字です。

ここで注意したいのが単位です。同じ公募要領のなかで、

  • 目標価格 12.5万円/kWh は「蓄電容量」あたり
  • 補助金基準額 3.45万円/kWh は「初期実効容量」あたり

と、基準にしている容量が違います。見積書に「1kWhあたり◯万円」と書かれていても、どちらの容量で割った数字なのかで見え方が変わります。必ず「これは蓄電容量あたりですか、初期実効容量あたりですか」と聞いてください。

この12.5万円/kWhを使って、上限ちょうどの価格で買えたと仮定した場合を計算します。実際に出し入れできる量が5kWhという仮定に合わせて、蓄電容量7kWhの機種を想定します。

  • 12.5万円/kWh × 7kWh = 87.5万円(税抜)
  • 税込では 約96万円

10年間の得が448,800円ですから、10年では半分も回収できていません。11年目以降の年51,750円で残りを埋めていくと、回収し終わるのは20年前後という計算になります。

ただし、この87.5万円は実際には出てこない金額です

ここは正直に書きます。目標価格は「容量1kWhあたりいくら」という一律の形で置かれていますが、実際の価格は容量が小さいほど1kWhあたりが高くなります。

理由は単純で、費用のうち容量に比例しない部分が大きいからです。パワーコンディショナや制御ユニット、基礎、電気工事、申請の手間は、7kWhでも15kWhでもそれほど変わりません。容量で割れば、小さい機種ほど1kWhあたりの単価は上がります。

そのため、7kWhクラスで「工事費込み・税抜87.5万円」に収まる見積もりは、当社が実務で見る範囲では出てきません。12.5万円/kWhは、容量の大きい機種でようやく近づく上限だとお考えください。

つまり上の「20年前後」は、いちばん条件のよい前提を置いたときの数字です。実際の見積書で計算すると、これより長くなります。

逆算もしておきます。10年でちょうど回収するには、7kWhで448,800円、つまり工事費込みで 1kWhあたり6万4千円台(税込) まで下がっている必要があります。国が上限として置いた12.5万円/kWhの、さらに半分程度です。この水準の見積もりは、当社が見る範囲では存在しません。

ここまでの正直な結論
補助金が無く、太陽光の余剰を貯めるだけの使い方なら、10年での回収は現実的ではありません。
「◯年で元が取れます」と即答してくる説明には、どの単価とどの容量を使ったのかを必ず聞いてください。
蓄電池は「元を取る設備」ではなく、「電気代の変動と停電に備える設備」として費用を判断するほうが、結果的に後悔が少ないと考えています。

見積書に書かれた金額が、この12.5万円/kWhに対してどのあたりに位置するのかを自分で確かめたい方は、相見積もりを取ったときの読み方もあわせてご覧ください。当社が運営するサイト「ソラカルテ」の概算シミュレーターでも、容量から費用の目安を出せます。


回収年数を短くする4つの条件

計算式が分かると、どこを動かせば年数が縮むかも見えてきます。効く順に並べます。

1. 導入する時期(いちばん効く)

1〜4年目の得は20円50銭、5年目以降は36円20銭です。太陽光と同時に入れるか、5年目以降に後付けするかで、1kWhあたりの得が約1.8倍変わります。

ただし、後付けには別の費用がかかります。工事が2回に分かれること、既設のパワーコンディショナと組み合わせるのか交換するのかで金額が変わることを、必ず同じ土俵に乗せて比べてください。パワコンの構成については卒FIT後に蓄電池を足すときのパワコンの考え方に整理しています。

2. 自治体の補助金

国のDR補助金は2026年5月29日に交付申請額が予算に達し、公募が終了しました。SIIの公式サイトには「公募の再開を行う予定はありません」と明記されています。

一方で、自治体の補助制度は残っています。仮に10万円の補助が出れば、上の計算では回収年数が2年前後縮みます。東北4県でいま申請できる制度は9月から補助金を探しはじめた方へにまとめました。お住まいの市町村の制度は、当社が運営するソラカルテの補助金検索からも探せます。

3. 電気をよく使う家ほど得が大きい

この記事では第3段階の40円32銭で計算しました。もし使用量が少なくて第2段階(36円37銭)までしか届かない家なら、買う単価は40円55銭になり、1〜4年目の得は16円55銭まで下がります。同じ蓄電池でも、電気をよく使う家のほうが早く回収します。

4. 毎日きちんと使いきる運用

年間1,500kWhという仮定は、「5kWhを300日」という前提でした。容量が大きすぎて毎日使いきれない蓄電池は、その分だけ回収が遅れます。容量は「大きいほど得」ではありません。適正な容量の考え方は蓄電池の容量の選び方に書いています。

基礎ブロックで高さを確保して屋外に並べて設置された蓄電池2台とパワーコンディショナ

▲ 当社施工事例:蓄電池2台を並べて設置した現場


東北で、この計算が甘くなりやすいところ

年300日という仮定は、東北ではやや楽観的です。理由は3つあります。

ひとつは冬の余剰の少なさです。12月から2月にかけては日照時間が短く、パネルに雪が載れば発電そのものが止まります。余剰が出なければ、蓄電池に貯める電気もありません。この時期の蓄電池は、太陽光の余剰ではなく夜間の電気を貯めるモードに切り替わることが多く、そのときの得は「買う単価−売る単価」ではなく「昼の単価−夜の単価」になります。

もうひとつは暖房で使用量が跳ね上がることです。こちらは逆に有利に働きます。冬は第3段階に深く入るので、1kWhあたりの得は年間平均より大きくなります。

みっつめは、貯めた電気そのものが目減りすることです。ここが見落とされやすいので、丁寧に書きます。

蓄電池は、周囲の温度が下がると同じ容量でも取り出せる量が減ります。落ち方は、メーカーが公表している性能表示ラベル(JIS C 4414の様式)の「システム容量利用率」で確認できます。ラベルには−10℃・25℃・40℃の3点が並び、東北で見るのは−10℃の欄です。

落ち幅は製品ごとにまったく違います。公式ラベルで確認できた例では、停電時の容量利用率が25℃の95.6%から−10℃の83.5%まで12.1ポイント落ちる製品もあれば、2.0ポイントにとどまる製品もありました(Powerwall 3 のラベルの読み方)。同じメーカーの同じシリーズでも、容量構成が違えば数字は変わります(ENERICH の4機種)。構成も容量も違うので、この数字で優劣は決められません。見るのは順位ではなく、自分が入れる機種の−10℃の欄です。

では東北の冬は、その温度域にどれくらい近いのか。気象庁の平年値(1991〜2020年)で、日最低気温の月平均を並べます。

地点 12月 1月 2月
仙台 0.9℃ −1.3℃ −1.1℃
福島 0.7℃ −1.5℃ −1.2℃
山形 −0.7℃ −3.1℃ −3.1℃
青森 −1.4℃ −3.5℃ −3.3℃
盛岡 −2.5℃ −5.2℃ −4.8℃

5地点とも、12月から2月の朝は5℃を大きく下回ります。屋外に据えた蓄電池の周囲温度は外気にほぼ従いますから、冬の朝の充放電は、カタログの25℃とは別の条件で行われています。

ここも正直に書きます
ラベルにあるのは−10℃・25℃・40℃の3点だけです。
0℃や5℃で何%になるかは、ラベルからは読み取れません。
充放電の出力(kW)は、温度別の値がラベルの項目そのものにありません。
低温で充電を絞る制御が入る機種もあるので、「氷点下の朝、充電と放電はどこまで制限されますか」を販売施工店に聞いてください。推測で数字は書きません。

寒冷地での機種選びで確認する項目は、蓄電池は冬に弱い?寒冷地での選び方にまとめています。

低温を織り込むと、回収年数はどう変わるか

年間1,500kWhという仮定を、冬のぶんだけ差し引いて1,300kWhにしてみます(余剰が出ない日と、使える割合が下がる日を合わせて年13%減という想定です)。

時期 1,500kWhのとき 1,300kWhのとき
1〜4年目 30,750円/年 26,650円/年
5〜10年目 54,300円/年 47,060円/年
11年目以降 51,750円/年 44,850円/年

10年間の累計は448,800円 → 388,960円。約6万円の差です。税込96万円の想定で計算し直すと、回収は20年前後 → 23年前後まで延びます。

つまり東北の冬には、貯められる量が減る(余剰の少なさと低温)力と、貯めた1kWhの価値が上がる(暖房で第3段階に深く入る)力が、同時にかかります。年間でどちらが勝つかは家によって変わるので、「冬は損」とも「冬こそ得」とも言い切れません。

確かなのは、25℃の数字だけで年間の得を計算すると、東北では必ず多めに出るということです。「年間◯万円お得になります」と示されたら、その計算が何℃を前提にしているかと、検針票の12月〜2月の使用量の両方を確かめてください。

なお、夜の安い電気を貯めて昼に使う運用を前提にする場合は、契約プランの夜間単価が計算の中心になります。東北電力の時間帯別電灯Bは、公式ページに2016年3月31日をもって新規申込の受付を終了したと案内されています。いま新しく契約できるプランの夜間単価は契約内容によって違いますので、検針票でご自分の契約プラン名を確認したうえで、そのプランの単価表で計算してください。

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金額に換算しないほうがいい価値もあります

ここまで一貫して金額の話をしてきましたが、停電時に使えるという価値は、この計算にはまったく入っていません。

入れていないのは、換算する方法が無いからです。停電が年に何回起きるか、そのとき冷蔵庫が止まって失われるものがいくらか、真冬に暖房が止まった夜をどう評価するか——どれも家庭ごとに違い、公式に検証できる数字がありません。検証できない数字は書かないというのが当社の記事の方針なので、この記事でも入れませんでした。

停電時に何がどれだけ動くかは、金額ではなくkWhと消費電力で確かめられます。冷蔵庫・照明・給湯・暖房のどれを何時間動かしたいのかから逆算する方法は、停電時に何を何時間動かせるかを逆算するに手順を書きました。

「元が取れるか」で判断が付かないときは、この設備にいくらまでなら払えるかという問い方に変えると、決めやすくなることがあります。


よくある質問

Q1. 太陽光と同時ではなく、5年目に蓄電池を後付けしたほうが得ですか?

A. 1kWhあたりの得だけを見れば、5年目以降のほうが約1.8倍大きくなります。ただし、工事が2回に分かれること、既設のパワーコンディショナを活かせるか交換が必要かで費用が変わることを、同じ表に並べて比べてください。「後付けのほうが得」と単純には言えません。判断に必要な条件は、お見積りの段階でお出しします。

Q2. 蓄電池の寿命より回収年数のほうが長いと、意味がないのでは?

A. 回収年数が保証期間を超えるなら、その見積もりは「投資」としては成立していない、という読み方で正しいです。ただし保証期間=寿命ではありません。保証の条件(容量維持率やサイクル数がどう定義されているか)は機種ごとに違うので、蓄電池の寿命と保証の読み方を確認したうえで判断してください。

Q3. 電気代がこれからも上がるなら、もっと早く回収できますか?

A. 買う単価が上がれば差額は広がるので、理屈のうえではそのとおりです。ただし将来の電気料金を予測した数字は、この記事では使いません。再エネ賦課金は2026年度に4円18銭へ上がりましたが、来年度がどうなるかは決まっていません。確定している単価だけで計算して、それでも成り立つかを見るほうが安全です。


まとめ

  • 蓄電池の得は「買う電気の単価 − 売れなくなる電気の単価」で決まります
  • 東北電力の従量電灯B第3段階40円32銭+再エネ賦課金4円18銭で、買う単価は44円50銭
  • 2026年度のFITは4年目まで24円、5年目から8円30銭。得は20円50銭から36円20銭へ、約1.8倍に増えます
  • 年間1,500kWh働く仮定で、10年間の累計は448,800円
  • 国が示した目標価格12.5万円/kWh(税抜・工事費込み)で買えたと仮定すると、回収は20年前後の計算になります
  • ただし目標価格は容量あたり一律なので、7kWhクラスでこの水準に収まる見積もりは実務では出てきません。「20年前後」はいちばん条件のよい前提の数字です
  • 東北の冬は、貯めた電気そのものが目減りします。性能表示ラベルの−10℃の欄を必ず確認してください。年1,300kWhで計算し直すと回収は23年前後まで延びます
  • 国のDR補助金は2026年5月29日に公募終了。再開の予定は無いと公表されています
  • 自治体の補助金・導入する時期・使用量の多さ・使いきる運用の4つで、年数は動きます
  • 停電時の価値は金額に換算していません。そこは別の物差しで判断してください

数字の出どころをすべて公開したのは、同じ計算をご自分でやり直せるようにするためです。見積書を前に迷われたときは、遠慮なくご相談ください。

※本記事は2026年9月2日時点の情報です。料金単価・制度の内容は変わることがあります。

出典(すべて公式サイト)

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監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら

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