見積書に「Re.RISE-NBC MS290」と書いてあった方へ|ハンファ(Qセルズ)の太陽光パネルの型番の見方。数字は公称最大出力、垂直積雪量はNBCシリーズ最大230cm・Re.RISE S 230は250cm(金具の条件つき)【東北・2026年版】

ご主人
AIふどうくん
奥様
AIふどうくん※登場人物はイメージです。
先に結論
- ハンファジャパン(Qセルズ)の住宅用パネル「Re.RISE」は、カタログの仕様表で、型名の数字が公称最大出力(W)と同じです(Re.RISE-NBC MS290=290W、AG270=270W、440/435=440W/435W、Re.RISE S 230=230W)。
- カタログでは、MS290は「標準型」、AG270は「防眩型」、440/435は「大判型」と書かれています。
- 東北で見る垂直積雪量は、カタログでRe.RISE-NBCシリーズが最大230cm、Re.RISE S 230が最大250cm。どちらも決められた金具を使った場合の数字で、設置地域・設置条件で変わります。
- 出力保証30年はRe.RISE-NBCシリーズだけです(30年目の出力値88.9%)。保証の適用には、設置後の保証申請が必須とされています。
- 英字(NBC・MS・AG・Sなど)が何の略かは、今回確認したカタログと製品ページでは説明が見つかりませんでした。
見積書に「Re.RISE-NBC MS290」と書いてあった方へ。
太陽光の見積書には、パネルの型名と枚数が並びます。この記事では、2026年10月31日に、ハンファジャパンの総合カタログ(2026年5月版)と公式の製品ページを開いて、型名から分かることと、東北の家で確かめることを整理しました。数字は、カタログの仕様表の値を使っています。
当社は特定のメーカーをおすすめする立場ではありません。ここでの目的は、見積書の型名を読者が自分で確かめられるようにすることです。同じメーカーの蓄電池は、ハンファENERICH蓄電池を東北で読む5つの数字で書いています。

▲ 出典:ハンファジャパン株式会社 公式製品ページ(Re.RISE-NBC MS290)

▲図解:型名の数字は出力。雪国では、垂直積雪量の数字と「金具の条件」をセットで見る(機種ごとの数字は下の「東北で見るのは、垂直積雪量と『金具の条件』」の表へ)
型名と、カタログの仕様の対応
カタログの太陽光パネルの仕様表に載っている型名と、主な仕様です。
| 型名(カタログの呼び方) | 公称最大出力 | モジュール変換効率 | 寸法(横×高さ×奥行) | 質量 |
|---|---|---|---|---|
| Re.RISE-NBC MS290(標準型) | 290W | 23.5% | 1,606×767×30mm | 14.5kg |
| Re.RISE-NBC AG270(防眩型) | 270W | 21.9% | 1,606×767×30mm | 14.5kg |
| Re.RISE-NBC 440/435(大判型) | 440W/435W | 24.2%/23.9% | 1,606×1,134×30mm | 20.6kg |
| Re.RISE S 230 | 230W | 20.8% | 1,134×977×30mm | 13.0kg |
出典:ハンファジャパン「総合カタログ」(2026年5月版)の製品仕様。
4つとも、型名の数字が公称最大出力(W)と同じです。カタログには、公称最大出力は「JIS規格に基づいて算出された太陽電池モジュールの出力」と注記されています。
1枚の出力(W)に枚数をかけ、1,000で割ると、パネルの合計の出力(kW)が分かります。カタログの発電量の例も「Re.RISE-NBC MS290(6.09kWシステム(公称最大出力290W 21枚…))」としています(290W×21枚=6,090W)。パネルの合計とパワコンの容量の違いは、太陽光パネルとパワコンのkWが違う理由と読み方に書いています。
「NBC」「MS」「AG」「S」などの英字が何の略かは、今回確認したカタログと製品ページでは説明が見つかりませんでした。この記事では、カタログで確かめられる対応関係だけを扱います。
防眩型は「AG270」
カタログでは、Re.RISE-NBC AG270を「防眩型」とし、「眩しさを抑え、北面屋根にも設置可能」と書いています。仕様表の注記には、「太陽電池モジュールの反射光の影響を完全に防止するものではございません」「設置環境、設計により反射光の影響は異なります」ともあります。
仙台市の補助金では、2026年10月1日以降の申請から、北側の屋根に載せる場合は防眩仕様のパネルが原則必須です。詳しくは仙台市は10月1日から北側屋根の太陽光に防眩パネルが原則必須を読んでください。
東北で見るのは、垂直積雪量と「金具の条件」
カタログの「積雪荷重に対する設置基準」には、次のように書かれています。
| 型名 | 垂直積雪量(カタログ) | 条件(カタログの注記) |
|---|---|---|
| Re.RISE-NBCシリーズ | 最大230cmまで設置可能 | 屋根技術研究所製 スレート・板金金具 |
| Re.RISE S 230 | 最大250cmまで設置可能 | ダイドーハント製 掴み金具(金属横葺板金用) |
出典:ハンファジャパン「総合カタログ」(2026年5月版)「積雪荷重に対する設置基準」
同じページには、次の注記もあります。
- 屋根材の許容積雪量基準は、屋根材メーカーに問い合わせる
- 建築基準法施行令第86条第3項にもとづく垂直積雪量は、現場を管轄している特定行政庁に問い合わせる。垂直積雪量は特定行政庁の判断で更新されることがある
- 設置地域、設置条件により異なる
つまり、230cm・250cmは「どの金具でも」の数字ではありません。見積書の金具・架台が、カタログの条件と同じかを、施工する会社に確かめてください。仕様表の「最大耐積雪荷重」は、この4つとも5,400Paです。
奥様
AIふどうくん雪国でパネルを選ぶときに見る数字は、太陽光パネルの選び方|雪国で見るべき5つの基準にまとめています。
保証:出力保証30年はNBCシリーズだけ
カタログの保証のページには、次のように書かれています。
| 項目 | Re.RISE-NBCシリーズ | Re.RISE S |
|---|---|---|
| 出力保証の出力値 | 初年度99%/25年目90.6%/30年目88.9% | 初年度98%/25年目84.8% |
| 製品保証(単品購入時) | 30年 | 12年 |
出典:ハンファジャパン「総合カタログ」(2026年5月版)保証のページ。カタログには「※30年出力保証は、Re.RISE-NBC シリーズのみ適用となります」とあります。
カタログには、保証の条件として、ハンファジャパンの施工研修を修了した施工ID保有者による設置工事が必須であること、保証の適用には太陽光発電システム設置後、保証申請が必須であることも書かれています。保証の申請を誰がいつ行うかは、契約のときに確かめてください。出力保証の数字の読み方は、太陽光の出力保証25年は何を保証しているかで説明しています。
見積書で確かめる5つのこと
- 型名の数字:1枚の公称最大出力(W)。1枚のW×枚数÷1,000で合計のkWを出し、見積書のkWと合うか
- 型名がNBCシリーズか、Re.RISE Sか:出力保証30年はNBCシリーズだけ
- 防眩型(AG270)か:北側の屋根に載せるなら、自治体の補助金の条件も確かめる
- 垂直積雪量と金具:その地域の垂直積雪量と、見積書の金具がカタログの条件と同じか
- 保証申請:設置後の保証申請を誰が行うか。施工ID保有者の工事か
型名だけでは分からないことが見積書に残っていれば、当社が運営するソラカルテの見積書AI診断で、記載内容を確かめられます。
よくあるご質問
「Re.RISE-NBC MS290」の290は何ですか?
ハンファジャパンのカタログの仕様表で、Re.RISE-NBC MS290の公称最大出力は290Wです。AG270は270W、440/435は440W/435W、Re.RISE S 230は230Wで、型名の数字と公称最大出力が一致しています。
垂直積雪量が200cmの地域に、Re.RISEは載せられますか?
カタログでは、Re.RISE-NBCシリーズは最大230cm(屋根技術研究所製 スレート・板金金具)、Re.RISE S 230は最大250cm(ダイドーハント製 掴み金具・金属横葺板金用)まで設置可能としています。どちらも金具の条件つきで、設置地域・設置条件で変わります。屋根材の許容積雪量も含めて、施工する会社に確かめてください。
どの型名でも、出力保証は30年ですか?
いいえ。カタログでは、30年出力保証はRe.RISE-NBCシリーズのみの適用です。Re.RISE Sの出力保証の出力値は、25年目84.8%までが示されています。
まとめ
- Re.RISEは、カタログの仕様表で型名の数字=公称最大出力(W)。1枚のW×枚数÷1,000でシステムのkWが出る
- カタログの呼び方は、MS290=標準型、AG270=防眩型、440/435=大判型
- 垂直積雪量はNBCシリーズ最大230cm、Re.RISE S 230最大250cm。どちらも決められた金具の場合で、地域・条件で変わる
- 出力保証30年はNBCシリーズだけ。保証の適用には設置後の保証申請が必須
- 英字の意味は、今回確認したカタログと製品ページでは説明が見つからなかった
ランキングや優劣ではなく、見積書に書かれた型名を、自分で確かめるための記事として読んでください。
※本記事は2026年10月31日時点で、ハンファジャパン株式会社が公開している総合カタログ(2026年5月版)と製品ページにもとづいています。仕様は変わることがあります。製品ページとカタログで表記が異なる場合は、販売店とメーカーに確かめてください。
出典
- ハンファジャパン「総合カタログ」(2026年5月版) https://www.q-cells.jp/wp-content/uploads/2026/05/HWJ_catalog_2605_DL.pdf
- ハンファジャパン「Re.RISE-NBC MS290」製品ページ https://www.q-cells.jp/product-list/solar-panels/re-rise/re-rise-nbc-ms290/
- ハンファジャパン「Re.RISE-NBC 440 / 435」製品ページ https://www.q-cells.jp/product-list/solar-panels/re-rise/re-rise-nbc-440/
- ハンファジャパン「Re.RISE-NBC AG270」製品ページ https://www.q-cells.jp/product-list/solar-panels/re-rise/re-rise-nbc-ag-270/
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監修・執筆:株式会社ファナス 代表取締役 不藤政次|宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県・新潟県の各市町村で太陽光発電・蓄電池・V2H・エコキュートを施工販売。無料相談はこちら
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